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zoom RSS 『河童のクゥと夏休み』:内容満載のファミリー映画(ちと長いが)@オンライン試写会

<<   作成日時 : 2007/06/10 21:13   >>

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オンライン試写会で鑑賞。
『クレヨンしんちゃん』シリーズの原恵一監督のファミリーアニメーション『河童のクゥと夏休み』。
レビュータイトルは、「内容満載のファミリー映画(ちと長いが)」。

一言でいうなら、現代に甦った子供の河童・クゥと小学生の男の子・康一及びその家族を巡る心優しいファンタジーアニメーションだ。

『E.T.』と大同小異の設定なので、どのように河童を現代に甦らせるかが興味あるところだが、オープニングを江戸時代に設定して、主役の河童のクゥと父親河童の話から始めて、現代への甦らせ方に違和感はない。

前半の康一少年と河童のクゥとの交流を描く辺りは、自転車での遠出、アルコールで酔っ払うクゥのエピソードなど、かなり『E.T.』を思わせる描写だ。

ただし、『E.T.』のエリオット少年の家族が離婚した母親と兄妹といった少々陰を負った家族構成だったが、本作品では両親と妹、それもクゥが見つかってから仕事を早く終えて帰宅する父親の描写など、理想のような家族である。
ここいらあたりは、『クレヨンしんちゃん』を手がけた原恵一の好みかどうか。

クゥの存在が世間に知られることとなった後、『E.T.』では科学者たちがFBIばりの恐ろしさでやって来るが、本作品ではかつての「タマちゃん騒動」を髣髴とさせるマスコミの狂乱振りが描かれる。
そのマスコミ報道合戦の中、オープニングのエピソードが巧みに活かされ(このあたりは結構上手く、オープニングを江戸時代に設定した伏線が活きている)、衆目が見ている中でのクゥと康一の飼い犬との自由への脱出的エピソード、そして中盤のクライマックスとなる。

この中盤のクライマックスはジブリ作品『千と千尋の神隠し』を思い起こさせるような描写で驚かされる。

映画はその後、定石どおり、クゥと康一少年との別れを描くのだが、クライマックスの後、ちと長い印象を受けた。
康一少年の家族の描写、クゥとの交流の様子、現代に残る妖怪のエピソード、小学校のいじめの問題、マスコミの加熱報道など、少々詰め込みすぎになったことは否めない(上映時間が2時間18分というのは、この手の映画では長すぎやしないか)。

とはいえ、嫌味な描写もなく、切なさと爽やかさを感じることができるファミリーアニメであることは間違いなく、★半分オマケで★★★★(4つ)としておく。

<追記>
最近オンライン試写会を実施する映画が増えていますね(特に日本映画)。ホール試写と比べて、対費用効果が大きいのかしら。オンライン試写後に,、(わたしを含めて)、クチコミ評判がWeb上に展開されることも理由の一つかもしれませんね。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
DVDにて、今頃 鑑賞。じんわり良かったです〜。
>両親と妹(中略)父親の描写など、理想のような家族である。
天涯孤独なカッパの子供が、心優しく温かい家庭に拾われて ヨカッタです。
クゥ自身も(ポニョの破天荒さと違って)かなり、しつけの良い子でしたね。

>中盤のクライマックスは『千と千尋の神隠し』を思い起こさせるような描写で驚かされる。
冒頭のカッパ親子の会話は、このためだったんですね。
あと、宮崎アニメによく使われる『本当の名前』とか、
『父ちゃん、おれ生きててヨカッタよ』のセリフも、「もののけ姫」の『生きろ!』を連想します。

東京タワーが出てきて、登り始めた時は、『クゥちゃん、登らないで!死んじゃう〜!』と、号泣する準備しちゃいましたが、長さは感じなかったです。
母親や子供の描写も自然で、特に妹のクゥに対する嫉妬心とか。良く出来てますね。

それにしても、どうしてこんなに“可愛くない”絵柄にしたのでしょうか?
この絵のせいで、観客動員数でかなり損をしたと思います。
せっかく良いアニメなのに、この絵だと見る気がしないのです・・・もったいない。
優駿
2008/08/06 01:30

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