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zoom RSS 『ナッシュビル』を観て、アルトマンとの相性を思う。

<<   作成日時 : 2007/07/15 16:37   >>

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ロバート・アルトマン監督の最高傑作の誉れ高い作品である。わたしが映画に目覚めるほんの少し前の公開だったため、見逃していた。年長の友人からは「観てないの?」と指摘されることしきり。ようやく、この度、PFF特別招待作品として、スクリーンで観る機会を得た。

以前から、アルトマンとは「相性が悪いなぁ」と感じていたのだが、今回『ナッシュビル』を観て、その思いは更に強くなった。

個人的にまぁまぁグッド(かそれ以上)かなと思った作品として、『今宵、フィッツジェラルド劇場で』『ゴスフォード・パーク』『フール・フォア・ラブ』『三人の女』あたりしか思いつかない。中では『フール・フォア・ラブ』が肌に合うのだが、どちらかといえば原作戯曲を書いたサム・シェパードの色合いが濃いかもしれない。

いまひとつ楽しめなかった作品としては『バレエ・カンパニー』『相続人』『プレタポルテ』『ザ・プレイヤー』『ニューヨーカーの青い鳥』『ポパイ』『ロング・グッドバイ』『M★A★S★H マッシュ』。

見逃しているが気になる作品としては『ショート・カッツ』『ストリーマーズ/若き兵士たちの物語』『ウエディング』『ビッグ・アメリカン』『ボウイ&キーチ』『BIRD★SHT(バード・シット)』。

今回の『ナッシュビル』を観て改めて思ったことは、
 ・アルトマンは皮肉屋である
 ・醒めた眼で演出している
 ・登場人物に愛情を感じられない
 ・人物の出し入れは上手い
 ・人物造詣は的確である
 ・観終わった後、空しさが残ってしまう
などである。
狂言廻しと使われる選挙カーとBBCの女性レポーターの扱いなど抜群に上手いし、クライマックスの演出もひとつ間違えるとパニック映画のごとくなるところを寒々とした空虚感漂う演出など神業的といえる。

が、そこが鑑賞後にイヤな想いを残すことになり、わたしをアルトマン嫌いにしてしまっているのだろう。

『ナッシュビル』初公開時はローティーン、名画座で掛かっていた時分でもハイティーンだった。
わたしの「はじめましてムービー」が『ナッシュビル』だったなら、多分、わたしは現在ほど映画を愛していないのではなかろうか、などと思って家路についた次第である。

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