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zoom RSS 『緑の海平線 〜台湾少年工の物語〜』:題材の善さが映画の良さとは限らない

<<   作成日時 : 2008/10/22 23:30   >>

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東京国際映画祭の一企画「文化庁映画週間」第6回文化庁映画賞受賞記念上映会で、渋谷Bunkamuraで鑑賞しました。
平成20年度の文化記録映画大賞受賞作品です。
第二次世界対戦中、神奈川県の海軍工廠(空C廠)に志願・派遣・召集され、軍用機の製造に従事した台湾人少年たちの記録である。

現存する人々のインタビューと当時の写真・映画・説明などを交えながら、丁寧に編集がされています。
十数人のインタビューにより、従事する経緯も想いも様々で、その後の人生に与えた影響も様々であることが窺(うかが)い知れます。

特に、当時、召集の謳い文句が、軍用機の製造で技術を身につけるとともに勉学により知識も身につける、とあったことから、学究肌の少年が辿った軌跡は正に波乱万丈でした。

日本へ志願、終戦後台湾に帰国。勉学の徒として大陸へ渡るも、日本軍に関与した台湾人として政治的・思想的嫌疑をかけられて、新疆ウイグルへ送られることに。
5年間の水路工事に従事した後、政治の方針転換で、現地の大学で物理と日本語を教えることに。
しかし故郷台湾への想いは捨て去ることが出来ず・・・

彼の物語は、台湾少年工のひとつの例であり、映画ではさまざまな人々のさまざまな人生の断面を写していきます。

しかしながら、断面が多面的に迫ってこず、断片の集まりにしかみえないのが、とても残念です。
先に「丁寧に編集され」といいう言葉を使いましたが、映像作品としては上手くまとまっているかのようにみえるのですが、なぜか心に響いてきませんでした。
多分に、一本調子の音楽、まるで並列したCMのような編集が、素材の・題材の善さをかえって損なっているのではありますまいか。

あまり知られていない題材でその善さは判るのですが、映画の出来の良さには繋がらなかったように思います。
評価としては★2つ半です。

どちらかといえは、ルポルタージュで読んでみたいように思えました。

↓Myムービーのレビュー&採点はコチラから↓
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id332220/rid1/p0/s0/c0/

↓公式HP(中国語、英語、日本語、フランス語のページがあります)
http://www.quietsummer.com/Emeraldhorizon/index.html

既にNHK-BSでH19.11.29, H19.12.06, H20.02.07と再放送も含めて放送済みだったようです。

原題:緑的海平線
制作:郭 亮 吟・藤田 修平(台湾・日本) 2006年

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