キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『そして、私たちは愛に帰る』:この映画の核心はどこに・・・

<<   作成日時 : 2008/12/30 01:59   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

画像


トルコとドイツに跨(またが)る三組の家族の物語である。
三組の家族に共通するところは、家族のひとりが不慮の死を遂げることである。

物語の終盤で、トルコ移民の二世の息子が、イスラム教の「犠牲祭」について語るところがある。

神に信仰心を試された男が息子が供物として捧げだす。
刀が息子に振り下ろされるその時、刃が丸まり息子は助かる。
神は男の信仰心の証に対して、羊を賜わした。

それを聞いた娘を喪ったドイツ人の母親は、「私の国にも同じようなはなしがある」と答える。

多分、この映画の核心なのだろう。

正直なところ、不勉強なわたしには、いまひとつピンとこなかった。

イスラム教のエピソードでは犠牲者は助かっているが、この映画の物語では喪っている。

画像


では、この会話に続くトルコ移民二世のモノローグが核心なのだろうか。

同じことをするかと父に尋ねたことがあった。
父は、相手が神であろうが、命に賭けてもお前を守る、と答えた。

そうか、これがこの映画の核心なのか。

しかし、命を賭して親または子を守る物語ではない。

ますます判らなくなってくる。

この映画で2度描かれているシーンがある。
物語の錯綜を示す部分とは別に2度描かれているシーンがある。
すなわち、冒頭と終盤のトルコの黒海近くの街外れのガソリンスタンドのシーンだ。

このシーンは行方知れずとなった父の跡を追ってトルコ移民二世の男がガソリンスタンドに立ち寄るシーンだが、そこで彼は、スタンド併設の売店内に流れているトルコの有名歌手の曲を知らないのかと、店主に揶揄される。

監督自身がトルコ生まれでヨーロッパ育ち。

多分、店主に揶揄される彼が監督そのものなのだろう。

二つの文化、二つの宗教の中で育った監督からみれば、トルコもドイツもよく知っているようで、その実しらないと感じている。
しかしながら、二つの文化も宗教も通ずるところはある。
どちらも「天国のほとり(原題)」ということで。
さりとて、どちらかに属することにもいかず、ほとりの岸辺に佇むしかない、といった心情なのだろうか・・・・

画像


そこいらあたりが、ヴィヴィッドに感じることができなかった、というのが正直なところ。

興味は惹かれるが、さりとて実感できるところまではいかず、★3つ半としておきます。

↓Myムービーのレビュー&採点はコチラから↓
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id331891/rid7/p0/s0/c0/

↓DVDはコチラから↓

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
?????????????????????????????
?????????? ??????????????????????? ?????????????? 2007?????????????? ????Auf der Anderen Seite?? ????The Edge of Heaven ?? ?????? ??????????? ???????????Ali Aksu?Tuncel Kurtiz ???? ???????Nejat ?Baki Davrak ????? ????Ali???????Yeter aka Jessy?Nursel ... ...続きを見る
?????
2009/01/05 07:54
そして、私たちは愛に帰る 原題:AUF DER ANDEREN SEITE
 消息のわからない娘に、母のことのことを知らせるために、作ったチラシは、娘に届くのか? 3月13日、京都みなみ会館にて鑑賞。 ドイツーーーートルコ。2000キロの距離を越えて、3組の親子がさすらう再生と希望の旅路 親子の絆は何ものにも変えられないほど、深くて強いものだ。この物語は3組の親子の話が軸となっているが、それぞれ皆心や距離が遠く離れてしまっているのだ。しかし離れているものの、人一倍その絆の深さを凄く感じる。そして忘れ去られた他人同士の繋がり、その大事さを教えてくれる。昨今そんな人間... ...続きを見る
銅版画制作の日々
2009/03/20 00:42
「そして、私たちは愛に帰る」
人間、究極は愛と包容力なのかもしれない・・と思いました ...続きを見る
心の栄養♪映画と英語のジョーク
2010/01/08 09:33

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
難しいですね。これも「英国王 給仕人に〜」と同様、他国民には理解しがたいものがあります。最後のシーンを「どちらかに属することにもいかず、ほとりの岸辺に佇むしかない」ととるか、一時心におとずれた平安の時ととるか、
迷うところです。
ぷ〜太郎
2009/01/04 02:42
?????????????????????????????
となっていますが、富久亭日乗のTBです。
うーむ、Blogどうしの相性がよろしくないのかしらん。
富久亭日乗のTBです
2009/01/06 23:29

コメントする help

ニックネーム
本 文
『そして、私たちは愛に帰る』:この映画の核心はどこに・・・ キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる