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zoom RSS 『東京オアシス』:逃げたり、立ち止まったり、戻ってきたり @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2011/10/23 09:13   >>

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『かもの食堂』から始まった(というと『かもめ食堂』に失礼ですが)ボーヨー系映画。
前作『マザーウォーター』では京都、今回は『東京オアシス』。
ロケ費用が底をついたのかしらん。

今回は、小林聡美のイメージそのままの女優トウコを中心にした三人三様のエピソードの数珠つなぎ。

レタスを運ぶ軽トラック運転手・加瀬亮との深夜のヒッチハイクドライブ。
いまは名画座の運営アルバイトをしている元脚本家の原田知世。
美大を受験するも5度失敗して、動物園のモギリのアルバイトに募集した浪人生・黒木華。

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まぁ共通点といえば、何かから逃げている、ということでしょうか。

最初エピソード、逃げているのは小林聡美本人。
映画の撮影途中から、小逃亡。
つかみどころのない自分から逃げている、と申しましょうか・・・
「結局、帰ってきちゃうんだけど」と、最後のエピソードにつながっていきます。

二番目のエピソード、人間の洞察・観察から逃げた脚本家。
旧知の小林聡美と話すうち、不完全でもいいから、戻ってくれば、それが新しい処かも、って気づきます。

最後のエピソード。逃げている、というよりは、まだ始まっていない浪人生。
まだ観たことのないツチブタ。
夜行性なので、給餌のとき以外は姿をあらわさない。
カラッポの檻。
何かがある、と期待した動物。
でも、そのツチブタは、別の動物園に婿入りした・・・

結局、カラッポ、何もいない檻。
でも、ワクワクしながら給餌の時間を待っていた、その時間。

その時間の過ごし方こそが人生。
カラッポの檻という結果が人生ということではないのだよ。

逃げたり、立ち止まったり、戻ってきたり・・・

とはいえ・・・

そこのところを、映画としては、うまく描けていない。
見つめる世界が狭いというか、浅いというか。
雰囲気だけでは、やっぱり、もたない。

エンディングの大貫妙子の歌は素晴らしい。
同じボーヨー系でも、ここいらあたりがベテランシンガーと新人映画監督との差ではありますまいか。

評価★は2つ半です。

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2011年映画鑑賞記録

 新作:2011年度作品
  外国映画35本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 7本)
  日本映画17本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 5本)←カウントアップ

 旧作:2011年以前の作品
  外国映画37本(うち劇場 6本)
  日本映画 8本(うち劇場 0本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
ごもっともです。逃げて戻ってきた人が再び生気を取り戻す話かと思って観にいったのですが、期待はずれでガッカリです。雰囲気だけでは映画は成り立たないということを、監督も判って欲しいと思いますね。裏に詳細の書込みがあってこその雰囲気なんですから。
ぷ〜太郎
2011/10/31 18:31

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