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zoom RSS 『はやぶさ 遙かなる帰還』: 語り継ぐべき、伝えるべき事柄 @ロードショウ・一般劇場

<<   作成日時 : 2012/03/10 11:23   >>

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小惑星探査機「はやぶさ」の歴史的偉業を題材に映画会社3社で競作。
60億Kmもの長距離を行って還ってきたのは偉いが、映画化しづらい題材ですねぇ。
というのも・・・

1.小惑星イトカワの探索という行為そのものが身近な事柄でない。

「感動」の基本は、身近な事柄(例えばスポーツ、家族の確執)か、それとも想像できる範囲(例えば戦争、派生して宇宙人侵略)を描くことにある。
小惑星イトカワの探索は、身近な事柄でない(当たり前だけど)ため、実感が湧かない。

2.はやぶさプロジェクトにおける地上管制も身近な事柄でない。

地上管制とは、そもそも、ヒジョーに遠くにある探査機「はやぶさ」に、地球からリモートコントロールをしているわけであるが、これが見ていてサッパリわからない(個人的には判るのだが)。
ラジコンのでっかいやつなのだが、身近なラジコンなら、飛んでいるヒコーキ模型は目に見えるわけだが、何億Kmも遠方にいる「はやぶさ」は、トーゼン見えない。
なので、「はやぶさ」から送られてくる通信データを解析して、そこそこ見える形にして、一喜一憂する。

一喜ならばバンザイですむが、一憂のほうならば、制御するための指示情報を地上管制側から送出をして制御する。
制御結果を待って・・・と、この繰り返しである。
映画に中でも語られるように、片道18分往復で40分近い時間がかかり、その間はヤキモキしているだけである。

うーむ、このような仕事は、どうしても身近には感じられないよなぁ。

なので・・・・
映画「はやぶさ 遙かなる帰還」は、プロジェクトチームのほかにサイドストーリーを加えて、物語を身近にするとともに、プロジェクトの内容を判り易く解説する、という手法を使っている。

女性新聞記者の物語がソレ。

親子の確執を描いているものの、キモになるのは、「はやぶさ」の帰還を観にオーストラリアで出かける娘に対して父親がいうセリフ。
「オマエが観て、それを息子に伝えるンだ。そして、いずれ息子はそれをまた誰かに伝えるだろう」

「はやぶさ」の偉業を語り継ぐべき事柄として示すとともに、それを支えたニッポンの技術や技術者の「心意気」も伝えていくべき事柄として示したセリフです。

この「心意気」が映画のキモなんですなぁ。

評価としては★3つ半としておきます。

 

 

 

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2012年映画鑑賞記録

 新作:2012年度作品
  外国映画 2本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)
  日本映画 3本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)←カウントアップ

 旧作:2012年以前の作品
  外国映画 7本(うち劇場 0本)
  日本映画 2本(うち劇場 2本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
どうもmizu223です。はやぶさ 3作観させていただきました。その中でも、一番 重厚で手堅く日本の技術や技術者の心意気を感じる映画が、この「はやぶさ 遙かなる帰還」ではないかと思います。おっしゃわれたとおり、身近でない宇宙レベルのお話で当初 とっつきにくかったのは、確かでした。しかし、この「はやぶさ 遙かなる帰還」の中で、「NASA」の10分の1の予算でこのプロジェクトを行ったと出てきます。のぞみで失敗しても、少ない予算でもあきらめない日本人の粘り強さ。そして知恵をふりしぼって困難を克服し、60億Kmはなれたイトカワのサンプルをとってくるという日本独自の偉業。映画会社3社で競作するこの根底に
やはり日本人としての誇りがあったからこそではないかと思いました。そして、女性新聞記者と息子と父の物語。3作の中で一番印象に残る一般人エピソードでした。たしかにもうちょっと宇宙開発や、その技術者が身近に受け止められたなら、もっと印象もかわってきたことでしょう--でも、ニッポン ばんざい!★3つ半うなずけます。

mizu223
2012/04/04 01:41

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