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zoom RSS 『ぼくたちのムッシュ・ラザール』:人生は不公平に満ちている、けど・・・ @ロードショウ・単館

<<   作成日時 : 2012/07/24 22:59   >>

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カナダの小学校。
ある朝、教室で女性教師が首吊自殺した。
代わりの教師としてやってきたのは、アルジェリア出身の中年男性、ムッシュ・ラザール・・・

担任教師の自殺というトラウマを抱えた子供たちと、アルジェリアでテロにより妻子を喪い亡命申請をしているラザール。
こころの疵をどのように互いに埋めていくのか、感動的な題材です。

ですが・・・

うーむ、ちょっと微妙。
演出が淡々としすぎていて、感動に至らない。
小説で読むと、「珠玉の」という冠がついてしかるべきなのだろうが。

たぶん、その原因は、物語の底辺に流れる「人生は不公平に満ちている」ということ。
それを現しているシーンがある。
後半、ラザールが贔屓にしている女子児童の母親(この映画の原作者が演じている)に対して、言うべきではないのですが、と断った上で、「娘さんは、わたしのひいきの生徒です」といいます。

アメリカ映画では、絶対にありえない描写です。

そう、公平ではないけれどシンパシイを感じていたり。
誰もが公平なフリをしていても(しているがゆえに)、少しはみ出してしまうとそれが翻って攻撃の対象になってしまう。

ラザールは、テロにより妻子を喪った現実を受け容れて、かつ、その恐怖に怯えた、と認めないとカナダで亡命者と認められないし、亡命者と認められると教職を全うできない。

この遣る瀬無さを、教師と子供のドラマとして描くには、少々重過ぎる題材であったのではありますまいか。

題材はいいけれども、映画として十分に咀嚼できていないように思いますので、評価としては★3つとしておきます。

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2012年映画鑑賞記録

 新作:2012年度作品
  外国映画24本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 6本)←カウントアップ
  日本映画10本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 2本)

 旧作:2012年以前の作品
  外国映画23本(うち劇場 0本)
  日本映画 5本(うち劇場 2本)
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コメント(1件)

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おっしゃる通り、描きたいことはわかるのですが、それが映画の中で未消化のままでは、いくら想像力をもってしても、観ていてはぁ〜という感じで、
疲れましたわ。
ぷ〜太郎
2012/09/23 16:23

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