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zoom RSS 『ルート・アイリッシュ』: 国際平和維持活動を厳しい視線で描いた秀作 @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2013/03/31 10:01   >>

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イラクの治安維持という問題を、イギリスの低所得者層の視点から描いたケン・ローチ監督の社会派映画『ルート・アイリッシュ』。
非情なほど厳しい映画です。

イラク・バグダッドでも最も危険な道路とされる空港へ通じる道路。
それは「ルート・アイリッシュ」と呼ばれている。
そこで、ひとりの男が死んだ。
男の名はフランキー。
フランキーは、イギリスの警備会社に雇われ、派兵された米国軍の下請けで警備にあたっていた。
「警備にあたる」というと聞こえはいいが、要するに「傭兵」である。

フランキーの幼いころからの親友で、ともにイラクで働いたファーガソンは、フランキーの死にきな臭いものを感じ、単独でその原因の調査を始めるが・・・

このファーガソンが調査する過程において、イラクの治安維持・人道支援の名に隠れた、闇の部分が明らかになっていきます。

米国や傭兵たちによって、日常的に繰り返されるイラク民衆に対する暴力行為。
それも平和維持活動の名のもとで。

国の軍隊にかわって、イラクで活動する民間企業。
それは、国が拠出する基金に群がる私設の軍隊である。

金を稼ぐためには、その私設軍に従軍するしかないほどの低所得者層の面々。
彼らは、また、戦地において、心の奥にある野獣性をむき出しにしていき、抑えることができなくなっていく・・・

ケン・ローチ監督は冷徹ともいえる演出で、彼ら傭兵経験者には同情なんて寄せたりはしない。

劇中何度か繰り返される「悪いときに、悪い場所にいた」という言葉。
ああ、いいときなんて、いい場所なんて、ひとつもないじゃないか、と絶望的になってくる。

戦争アクションのコーナーに並べられていますが、すかっとすることなんて決してない映画です。

評価は、★4つとしておきます。



 

 

 

 

 

 

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2013年映画鑑賞記録

 新作:2013年度作品
  外国映画 8本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 3本)
  日本映画 2本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)

 旧作:2013年以前の作品
  外国映画19本(うち劇場 1本)←カウントアップ
  日本映画 2本(うち劇場 0本)
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