キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『思秋期』:傷を負った男女の想いがひしひしと伝わる @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2013/05/06 18:46   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 1

画像


『天使の分け前』→『オレンジと太陽』ときて、続いては、ピーター・ミュラン主演の『思秋期』を鑑賞しました。
ピーター・ミュランはケン・ローチ監督作品の『マイ・ネーム・イズ・ジョー』でタイトルロールを演じたひと。
この映画でもジョーゼフという初老の男性を演じていて、ケン・ローチつながりでセレクトした作品です。
さて、映画。

失業中で酒浸りのジョーゼフ、怒りを抑えられず、すぐに周囲とトラブルを起こしてしまう。
かわいがっていた愛犬も、ちょっとしたことから八つ当たりして、殺してしまう。
自身でのそんな状態に自己嫌悪を抱いているが、このイライラ感は、どうしようもない。
ある日、またトラブルに巻き込まれたジョーゼフは、身を隠すために逃げ込んだ古着雑貨店のハンナと知り合う。
なんとはなしに、彼女とは心を打ち溶け合うことができるようになっていくのだか、それは、彼女にも隠された秘密・心の傷があったからだった・・・

初老男性と中年女性の心の交流を描いていくのだけれど、ほのぼのとしたところはほとんどない。
ジョーゼフにしても、ハンナには心を開いていくが、やはりイライラとした怒りは収まらない。
たぶん、その怒りの根底にあるのは、感じずとも感じてしまう理不尽さ、なのだろう。

近所に住む少年。
母親とふたりぐらいしだが、母親の新しい彼氏は暴力的で、獰猛な愛犬を少年にけしかけたりする。
そんなさまを観て、義憤に駆られて、ジョーゼフは、その獰猛な犬をなぐり殺してしまったりもする。

そしてハンナも、夫から家庭内暴力を振るわれ、それだけではなく、過去、女性としての生きがいさえも奪われてしまっていた。

ひとつひとつの描写が厳しく、観ていてつらい。

しかし、傷を負ったふたりの想いは、ひしひしと伝わってくる。

俳優でもあるパディ・コンシダイン監督の力量は確かなもの。

評価は、★4つとしておきます。



------------------
2013年映画鑑賞記録

 新作:2013年度作品
  外国映画10本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 3本)
  日本映画 4本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)

 旧作:2013年以前の作品
  外国映画30本(うち劇場 2本)←カウントアップ
  日本映画 2本(うち劇場 0本)
------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
これも、映画館で観ずにDVDにして公開した作品です。男の話かと思いきや、ガラッとくつがえす演出は見事。人の心の根底をうまく捉えたすばらしい作品です。
ぷ〜太郎
2013/06/16 16:39

コメントする help

ニックネーム
本 文
『思秋期』:傷を負った男女の想いがひしひしと伝わる @DVD・レンタル キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる