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zoom RSS 『最愛の大地』:愛と流血の大地、対立は愛情を不信に変える @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2013/08/16 09:47   >>

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アンジェリーナ・ジョリーの脚本も兼ねた初監督作品『最愛の大地』をシネコンで鑑賞しました。
キャパの小さなスクリーンでしたが、満席状態。
内戦が続いたボスニア・ヘルツェゴビナを舞台にた、ほとんど無名の役者たちによる社会派ドラマなので、アンジー初監督の看板効果が大きかったのでしょう。
さて、映画。

その前に、ボスニア・ヘルツェゴビナのこと。
首都はサラエボ。
東欧の花と賞されるほとの美しい街で、1984年に夏のオリンピックが開かれました。
当時は、ユーゴスラビア連邦に属していました。
ギリシア正教徒のボスニア人、イスラム教徒のボシュニャク人(映画ではムスリムと表現されています)、ローマ・カトリック教徒のクロアチア人が暮らしていました。
この3つの民族は、言語・文化は共通であるものの、信仰する宗教が異なってる、というところが不幸なところです。

1990年にユーゴスラビア連邦の共産主義独裁が崩壊し、民族独立運動の気運が高まってきます。
ユーゴスラビア連邦からの独立派であるムスリムと、残留派のボスニア人との対立が深まり、1992年にボスニア人がボイコットするなか、国民投票で独立が可決されたため、その対立は一気に加速し、武力抗争へと発展してしまいました。

映画は1992年から始まり、ボスニア警察の上級幹部を父に持つ青年ダニエルと、サラエボ美術館に絵が掲られるほどの画家であるムスリムの女性アイラの物語です。

民族対立の前は愛しあっていたふたり。
民族対立はふたりを引き裂きます。
ボスニア軍に強制連行されてアイラを見つけたダニエルは、隊長である自身の立場を利用してアイラを守ろうとするのですが、いつしか、愛情の奥底に、民族対立を根とする不信が芽生えていき・・・

映画の基流はメロドラマです。
ですが、映画の随所に、激化する紛争・内戦のすさまじい様子はもとより、蹂躙され虐げられる女性の様子が描かれており、観ていてかなりつらいものがあります。

ダニエルとアイラの関係の描写ではいくつかご都合主義的なところがなくもないですが、見応え十分として、評価は★4つとしておきます。

 

---アンジェリーナ・ジョリーの社会派作品DVD---

 

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2013年映画鑑賞記録

 新作:2013年度作品
  外国映画22本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 9本)←カウントアップ
  日本映画 8本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)

 旧作:2013年以前の作品
  外国映画37本(うち劇場 2本)
  日本映画 6本(うち劇場 1本)
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