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zoom RSS 『そして父になる』:そして「ひと」になる @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2013/10/05 11:03   >>

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『誰も知らない』『歩いても 歩いても』『奇跡』と、どんどんと語り口が上手く・美味くなっている是枝裕和監督の最新作『そして父になる』。
人気歌手・俳優の福山雅治主演というだけでなく、カンヌ映画祭審査員賞を受賞したこともあって、初日500人以上入るスクリーンの半分ぐらいが埋まっていました。
さて、映画。

物語は至ってシンプル。
6年間育てた息子が、病院側の落ち度により、他人の家族の子どもと取り違えられていた。
血よりも濃い絆はあるのか・・・

興味深いし、語り口も上手い。

でも、どこか嘘くさい。
このもどかしさ。
なんだろう。

そうか「そして父になる」以前に、大手ゼネコンに勤める父親が人間ぽくないから、だろう。

家族を振り返らずに仕事仕事。
息子のお受験で、お受験塾の先生が教えてくれた模範解答を答える息子に(それも事前の打ち合わせなしに)、違和感を感じず相槌を打て、かつそれを褒めて感心する感覚。
そして他人の息子だと判ったときに「やっぱり、そういうことだったのか・・・」と、「やっぱり」という感覚。
(この「やっぱり」については、映画後半で妻に追及・糾弾されます)
さらに、相手家族の気持ちも考えずに、子どもふたりともを引き取ってしまおうと計画する感覚。

これらの感覚が、人間ぽくない。
(まぁ、演じている福山雅治は坂本龍馬や天才科学者の役を演じてきて、どことなくフツーのひとっぽくないし)

そんな人間ぽくない男が、血の繋がっていなかった息子や、血は繋がっているが情の通じていない息子や、血は繋がっていなくても息子と情を通じていた妻や、血の繋がり云々以前に情の通じあっている相手方家族と出遭うことで、人間になっていく。
そんな映画。

そして「父」になる前に、そして「ひと」になる映画。
あたりまえのことが心に沁みた、そんな映画。

評価は★4つとしておきます。
      
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2013年映画鑑賞記録

 新作:2013年度作品
  外国映画28本(うちDVD、Webなどスクリーン以外14本)
  日本映画17本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 3本)←カウントアップ

 旧作:2013年以前の作品
  外国映画45本(うち劇場 2本)
  日本映画 9本(うち劇場 1本)
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映画「そして父になる」そうだ親も親になっていくんだ
映画「そして父になる」★★★★ 福山雅治、尾野真千子、真木よう子 リリー・フランキー、二宮慶多 黄升、風吹ジュン、國村隼 樹木希林、夏八木勲出演 ...続きを見る
soramove
2013/10/09 06:48

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