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zoom RSS 『クロユリ団地』:21世紀の哀しい怪談噺としては水準作 @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2013/10/23 00:53   >>

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『リング』『仄暗い水の底から』などの中田秀夫監督の最新作『クロユリ団地』、DVDで鑑賞です。
出来栄えはというと、むむむむ、むふふふ、といったところ。
まぁ、はっきりいって怖くないんですが、中田監督らしさが出ています。

クロユリ団地に引っ越してきた看護学校に通う明日香・前田敦子。
今度の三連休に家族と一緒に旅行らしい。
でも、なんだか違和感を感じる。
団地の隣室は、誰が住んでいるのか不明な一室。
明け方になると隣室の目覚まし時計が鳴りやまず、不気味な感じを醸し出している。
団地近隣の散歩に出かけた明日香は、砂場でひとり遊ぶ男の子と出遭うのだが・・・

って、前半、日常描写を積み重ねていきます。
日常に潜む違和感。
どことなく不安な明日香。
その不安な違和感の謎は、映画中盤で解き明かされます。

そう、この映画、中田監督の出世作『リング』で用いた手法「謎解きホラー」ではない、ということです。
なので、「謎解きホラー」「パズルホラー」を期待している向きには、かなりの肩透かしでしょう。

では、後半は、というと、これはいたってオーソドックスな怪談噺。

砂場でひとり遊んでいた男の子が、死の世界へとひとびとを誘うハナシとなるのであります。
むむむむ、むふふふ、お露さんが誘う『牡丹燈籠』と似たか寄ったか、瓜二つであります。

そういえば、中田監督といえば、落語の「真景累が淵」を歌舞伎の尾上菊之助を主演に『怪談』を撮った過去があったではありますまいか。
なるほど、こりゃオーソドックスに決まっている。

だったらトーゼンにして、鬼面ひとを脅かすような描写を撮るはずはありません。
怪談噺は、怖い以前に、哀しいものだから。

そういう意味では、平成の、21世紀の哀しい怪談噺としては水準作。

主役ふたりにもう少し艶っぽさといいますか、哀しさといいますか、そういうものが出ていれば、しっとりとした映画になったと思ったりして、ちと残念。

評価は★3つとしておきます。

 

 

 

 

 

 

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2013年映画鑑賞記録

 新作:2013年度作品
  外国映画30本(うちDVD、Webなどスクリーン以外16本)
  日本映画18本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 4本)←カウントアップ

 旧作:2013年以前の作品
  外国映画47本(うち劇場 2本)
  日本映画 9本(うち劇場 1本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
ヤフーの映画レビューの評がやたら悪いので、どんな作品かとDVDで観ました。なるほどね。今どきの若い子は、こういう作品はダメなんですね。○○しなければ死ぬとか、目をひんむいたゾンビもどきが出るとか、最後にワッといわせることがないと評判がすこぶる悪くなるとは・・・。この作品(普通の出来栄え)以前に、そういう風潮が嘆かわしい。
ぷ〜太郎
2013/11/09 01:32

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