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zoom RSS 『群衆』:映画通なら観て欲しい「本当に面白い映画」の1本 @DVD・中古購入

<<   作成日時 : 2014/02/06 23:50   >>

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久々にクラシックムーヴィをDVD鑑賞です。
映画は、ゲイリー・クーパー、バーバラ・スタンウィック主演、フランク・キャプラ監督の1941年製作『群衆』。
キャプラといえば『素晴らしき哉、人生!』『スミス都へ行く』『或る夜の出来事』が有名です。
3作品は、1998年にAFI選出した「アメリカ映画ベスト100」ではそれぞれ、11位、29位、35位に選出されています。
(2007年版ではそれぞれ、20位、26位、46位です)
ありゃ、この映画は選出されていない。
ですが、2006年の「感動の映画ベストテン」では49位に選出されています。
(『素晴らしき哉、人生!』が1位、『スミス都へ行く』が5位です)
前置きが長くなりましたが、さて映画。

時は1941年。
ある地方都市の新聞社、経営陣交代で大量解雇が発生。
コラム担当の婦人記者アンも解雇の憂き目に。
怒り心頭のアンは腹癒せとばかりに、捏造コラムをでっち上げる。
内容は「社会に抗議する。抗議を表すためにクリスマスイブの真夜中に市庁舎から投身自殺する。という手紙が新聞社に届いた」というもの。
手紙の主はジョン・ドー(名無しの権兵衛、の意味)。
コラムは社会に評判を呼び、アンの発案でジョン・ドーの成り代わりを立てることにした。
その成り代わりとして採用されたのが、マイナーリーグの元ピッチャー、ジョン・ウィロービーだった。

ジョン・ドーが発するメッセージは「隣人を知り、互いに助け合おう」というもの。
その善意は、ひとびとの心に響き、ひとびとはメッセージの実践として、ジョン・ドー・クラブを立上げ、善意の輪を広げていきます。
しかし、その善意を新聞社の新経営者は政治に利用しようとします・・・

現代にも通じる内容の映画です。

2000年に製作された『ペイ・フォワード 可能の王国』は、この映画の焼き直しのようにも見えます。
また、架空の人物の成り代わりを立てるハナシは、他の映画でもかなり観たようにも思えます。

フランク・キャプラは、前半は軽いクスグリをはさんで、まるでコメディのように撮っていきます。
それがヒューマニズム溢れる中盤を経て、群衆が暴走していく後半へと変幻自在の演出を繰り広げます。
特に、終盤のジョン・ドー集会で何万人も集まった集会シーンは、そら恐ろしい感じです。

で、この映画、そんな群衆の恐ろしさを描いて終りかというと、当然そうではなく、最後の最後に、ヒューマニズム溢れる幕切れを迎えます。
それは「クリスマスイブの真夜中に市庁舎から投身自殺する」という伏線が効いています。

この幕切れ、胸が熱くなること必定です。
映画通ならば「本当に面白い映画」に挙げたい1本です。

評価は★4つ半としておきます。

 

 

 

 

 

 

 

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2014年映画鑑賞記録

 新作:2014年度作品
  外国映画 6本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 5本)
  日本映画 0本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)

 旧作:2014年以前の作品
  外国映画16本(うち劇場 2本)←カウントアップ
  日本映画 4本(うち劇場 0本)
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