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zoom RSS 『魔女の宅急便』:アニメ作品よりも尾道三部作と比べてしまう @ロードショウ・一般劇場

<<   作成日時 : 2014/03/19 22:42   >>

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ジブリのアニメ作品のイメージが強い『魔女の宅急便』。
東映で実写化です。
ポスターで見る限り、主人公キキは元気溌剌な雰囲気でイメージにぴったり。
って、角野栄子の原作は未読なんだけど。
さて、映画。

舞台はアジアのどこかの国(とはいうものの日本であることは明らか)。
むかし、魔女はどこにでもいたが、いまは減ってしまって、魔女のいない町も相当数。
魔法少女のキキ。
彼女が一人前の魔女になるためには、両親のもとを離れて、魔女のいない町で一年間自力で生活しなければなりません。
キキが使えるたったひとつの魔法は、箒で空を飛ぶこと。
なので、島の町に着いた彼女は、運び屋さんを始めることにした。
珍しさも手伝って順調に思えた運び屋ですが、いつしか魔女が運ぶものだから「呪い」がかけられているという噂が広がっていったのです・・・

劇場公開時に観たきりのアニメ作品はユーミンの歌が主題歌だったなぁ、ぐらいしか覚えていません。
なので、こんなハナシだったかしらん、って感じ。

小豆島にロケした町の様子は風光明媚で明るくて長閑(のどか)。
日本を舞台にファンタジーを作るとするならば、こんな感じかしらん。
悪くはないが、なんだかひとつピリっとしないんですよねぇ。

と、思い当たったのが、大林宣彦監督の尾道三部作。
そう、『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』という出色の和製ファンタジーがあったではありますまいか。
アニメ作品と比べるというよりも、あの尾道三部作と比べているりゃんひさがいました。
あの三部作は、物語のファンタジー以上に、演出・映像のファンタジーが心を揺さぶり、リリカルな詩情溢れるものとしていました。

この作品には、そんな演出・映像のファンタジーがありません。
CGを使った黒猫ジジやカバの子どもの動きはぎこちなく陳腐であり、箒での飛翔シーンも爽快感に乏しいです。

また、物語もファンタジーのトキメキに欠け、病気の子どもカバを嵐の中運ぶというクライマックスはなんなんでしょうかねぇ。
ファンタジーのクライマックスに努力や汗を持ってくるのは、いかにも東映っぽい泥臭さ。
歌を歌えなくなった歌手のエピソードも蛇足。

自転車式人力ヒコーキで空を飛ぶことを目指す少年というバツグンの設定をもってきたんだから、この少年とキキの飛行シーンをクライマックスにもってきてほしかったです。

勇猛果敢に実写化にチャレンジした意気込みは買いますが、出来栄えはうーむですね。
評価は★2つ半としておきます。



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2014年映画鑑賞記録

 新作:2014年度作品
  外国映画 7本(うちDVDなど 1本)
  日本映画 2本(うちDVDなど 0本)←カウントアップ

 旧作:2014年以前の作品
  外国映画25本(うち劇場 2本)
  日本映画 8本(うち劇場 1本)
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ジブリアニメの中で(宮崎アニメの中で)この作品はつまらなかったです。何故か。ドキドキしないからです。箒に乗って自分も一緒に空を飛びたいのに、気持ちが乗っていかなかったのです。たぶん、原作の想像力の不足が原因でしょうか。(真面目そうな女性でした)ですから、実写化と聞いても観る気はまるでなかったのですが、このブログを見て、それが正解だったと思いました。観ないでよかった!
ぷ〜太郎
2014/03/23 02:18

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