キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『私が愛した大統領』:カリスマ大統領の偶像を上品に破壊 @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2014/03/30 18:53   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 1

画像


第二次世界大戦時の米国大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトの在りし日の秘話を映画化した『私が愛した大統領』、DVDで鑑賞しました。
監督が『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェルなので、恋愛コメディかと思いきや、そうではありません。
たしかに『恋とニュースのつくり方』なんて恋愛コメディ系の映画も撮っていますが、『Jの悲劇』のような異様な恋愛サスペンスも撮っているので、常識的な職人監督ではないでしょう。
この映画の原題は「HYDE PARK ON HUDSON」、デラノ・ルーズベルトが暮らす母親の家のこと。
まぁ、邦題はちょっと飛躍しすぎですね。
さて、映画。

時は1939年、第二次世界大戦に英国参戦前。
米国の支援がほしい英国は、国王のジョージYが夫人を連れて、直々訪米。
米国大統領のデラノ・ルーズベルトは、米国国王夫妻を迎えるのに、公務以外の時に暮らすハドソンにある母親宅を使うことにした・・・

その母親宅一帯のことを、大統領はハイドパークと呼んでおり、それは、大統領流の洒落っ気のあらわれ。
ホストは大統領本人だけれども、ホステスは母親だというのだから驚き。
そもそも当時、大統領はファーストレディである夫人と別居しており、その夫人が同性愛者だというのだから、これまたビックリ。
英国王夫妻を迎えるのに母親だけでは荷が重く、女性秘書とこれまた最近雇った従妹とが補佐するのだけれど、大統領は女性秘書とも従妹とも関係を持っているというのだから、ビックリのビックリ。

そう、この映画、第二次世界大戦中の米国のカリスマ大統領を持ち上げたり、落っことしたりする一種の偶像破壊映画。
なにせ、戦争という時代を背負っていた大統領の彼は、ポリオに罹って車椅子生活をしているんですから。

ロジャー・ミッシェル監督が行う偶像破壊も、単に破壊するだけでなく、大統領の人間らしさ(人間臭さといったほうがいいか)を感じさせるようにつくっています。
さらに当時の風俗の再現にも力を入れているので、ハチャメチャをやっていても品格を感じます。
ただし、その品格の良さが、いまひとつパンチに欠けるという結果にもなっているかも。

評価としては★3つとしておきます。

追記>
デラノ・ルーズベルト大統領を演じたビル・マーレイ、『ロスト・イン・トランスレーション』『ブロークン・フラワーズ』あたりから油(というか臭さというか)が抜けて、名優の域に達してきた感があります。

 

 

------------------
2014年映画鑑賞記録

 新作:2014年度作品
  外国映画 8本(うちDVDなど 1本)
  日本映画 4本(うちDVDなど 0本)

 旧作:2014年以前の作品
  外国映画30本(うち劇場 2本)←カウントアップ
  日本映画10本(うち劇場 3本)
------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
満腹時に観たので、少しウトウト。決してつまらなくはないのですが、やはりここだっていう重石がないような感じでした。もっと女性どうしのドロドロ、かけ引き等あってもよかったのでは。
ぷ〜太郎
2014/04/03 11:00

コメントする help

ニックネーム
本 文
『私が愛した大統領』:カリスマ大統領の偶像を上品に破壊 @DVD・レンタル キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる