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zoom RSS 『キカイダー REBOOT』:不完全であるがゆえに(人間として)完全 @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2014/05/30 23:54   >>

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珍しくも東映特撮映画を劇場にて鑑賞。
映画は『キカイダー REBOOT』。
「キカイダー ROBOT(ロボット)」かと思っていましたが、「リブート」だったのね。
とにかく、ポスターのデザインがカッコイイので、期待していました。
さて、映画。

ロボットの平和利用を目論む日本政府。
その裏では、軍事目的としてのロボットの開発が進められていた。
開発トップの光明寺博士は、ロボットに善と悪を判断する良心回路を組み込んでいたが、補佐のギルバート博士は良心回路は不要と唱え、より戦闘機能を重視すべきとして対立していた。
そんな中、光明寺博士は事故により命を落としてしまう。
光明寺博士の遺児ミツコとマサルが何者かに拉致されるが、ふたりの前に現れたのは良心回路を持ったロボット・キカイダーだった・・・

1972年に放送されていたオリジナルシリーズ、観てました。
颯爽したテーマ曲とか、ギターを持ったジローとか、ギルの笛に狂わされるキカイダーとか断片的に覚えています。

で、リブートした本作は、なかなか頑張っていると感じました。

ロボットの平和利用と軍事利用などは今日的。
良心回路も、善と悪の両面をコントロールするという設定も善いです。
仇敵ハカイダーとの戦いも、不完全な良心を持つロボットと心を持たない人間との対決と判り易いです。

ただし、ここまで頑張ったんだったらもう少し工夫が欲しかったですね。

戦闘シーンが旧態然。

CGを使おうが何しようが、シチュエーションがいかんともしがたい。
冒頭の重機ロボとの対決、ヘリポートで戦う必然が感じられない・・・
クライマックスのハカイダーとの対決、廃墟となった研究所なんだが、どうみても倉庫然としている・・・
で、プロレス的対決シーンが長くて、しまらない。
その上、突然、ミツコが飛び込んできては・・・うーむ。

もうひとつ問題なのは、クライマックスの対決で、良心回路を断っていいものか。

良心回路は、善と悪を判断する人間の心のようなもの。
この善と悪のあいだで揺れ動いているから、「不完全」であり、「不完全であるがゆえに(人間として)完全」、という理屈であるはず。

にもかかわらず、最後の対決で自ら良心回路を断つ、ならば、それは、闘いにおいては良心は必要ない、善悪の判断は必要ない、ということになりはしないか。
ならば、戦闘ロボットに堕してしまう途(みち)を自ら選んだということになる。

これは「不完全であるがゆえに(人間として)完全」という主題に通じる問題であり、「ロボットが人間になれるかどうか」という本作の根幹にかかわる問題と思うのですが。

続編をにおわす終わりかたなので、そこいらあたりは今後に期待することにします。

評価は★3つとしておきます。

<追記>
エンディングのオリジナルのテーマソングは蛇足ではありますまいか。
リスペクトというよりは、「どうだ懐かしいでしょ」的な商魂を感じました。


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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:25本
 外国映画16本(うちDVDなど 3本)
 日本映画10本(うちDVDなど 0本)←カウントアップ

旧作:2014年以前の作品:79本
 外国映画61本(うち劇場 3本)
 日本映画18本(うち劇場 3本)
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