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zoom RSS 『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』:人間対人間の根源的な恐怖をヒリヒリと感じる @DVD・廉価版

<<   作成日時 : 2014/07/19 18:17   >>

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以前購入していた『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』をDVDで鑑賞しました。
ジョージ・A・ロメロの処女作。
というか、現在のゾンビ(甦って死肉を食らう生きる屍)の原点であります。
さて、映画。

田舎町まで墓参りに自動車で出かけた姉弟。
片道5時間の道程。
墓地に人影はなく、帰り支度をしていると、ひとりの老人がふらふら歩いているのに出遭う。
その老人は突然姉を襲い、助けようとした弟が餌食になってしまう。
からくも逃げ出した姉は、広い農場にぽつんと建つ一軒の家を見つけ難を逃れるが、二階に無残な死体が転がっているのを発見する。
間髪をおかず、ひとりの黒人青年が家中に飛び込んできて、周囲に「あのバケモノたち」が増えていて、危険だと告げる・・・

一軒の孤立した屋敷でのバケモノとの戦い、というシンプルな物語。

黒人青年とふたりきりと思われた家であったが、先に逃げ込んだ男女5人(親子、恋人同士)が地下室に隠れていることが判明し、7人でバケモノたちと死闘を繰り広げることになります。

それにしても、異様な迫力です。
陰影の濃い画面。
クローズアップとロングショットのバランス。
逃げる娘をワンカットで追う際、一瞬ピントが外れることさえも、迫力増になっています。

ベトナム戦争まっただ中に製作された本作、どこまで意図したのか判らないのですが、襲ってくるバケモノたちは、ベトナムで戦死した兵士たちや戦渦に巻き込まれて死亡した市民たちの怨念化身のようにも感じられます。

それよりもなによりも恐ろべしいのは、生身の人間の姿をしたバケモノたちが、素手で(道具は使うのだけれど)襲ってくることでしょう。
これは、人間対人間が争う根源的な恐怖。
それをヒリヒリと感じるました。

そしてラスト。
生き残った黒人青年が、組織化されたバケモノ討伐隊により救出される、と思った瞬間・・・

おぉぉぉ、『地球最後の男』にも通じるこの無念感。
人種差別観も色濃く出ており、非常に虚しい思いが残ります。

評価は★4つとしておきます。

<追記>
映画が始まって暫くすると、墓地のシーンで雷鳴が轟きます。
夏の夕方に観はじめたものですから、時同じくして、戸外でも遠雷が鳴り響きました。
恐ろべしい・・・





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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:45本
 外国映画30本(うちDVDなど 7本)
 日本映画15本(うちDVDなど 0本)

旧作:2014年以前の作品:100本
 外国映画79本(うち劇場 3本)←カウントアップ
 日本映画21本(うち劇場 3本)
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コメント(1件)

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う〜ん、久々、りゃんひさ節爆裂!!。それにしても、ゾンビ好きですな。
かばくん
2014/08/18 17:01

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