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zoom RSS 『60万回のトライ』:そしてノーサイドを、願う @レイバー映画祭

<<   作成日時 : 2014/07/27 23:02   >>

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労働者のための(一致団結しようね、という趣旨)のレイバー映画祭でドキュメンタリー映画の新作が上映されるということで、朝から続けて鑑賞しました。
1作目は『60万回のトライ』。
大阪にある朝鮮人学校、大阪朝鮮高級学校ラグビー部の奮闘を描いたドキュメンタリーです。
ロードショウ公開は今年2014年3月。
ピカピカの新作です。
さて、映画。

2009年の高校ラグビー全国大会で大阪代表として出場した大阪朝鮮高級学校ラグビー部は、ベスト4まで奮闘します。
日本で在日朝鮮人の2世、3世たちが活躍していると知り、ソウル出身の女性映画監督が在日3世の映画監督とともに、彼らの奮闘ぶりを取材することにしました。
で、かれらが頑張る最中、折り悪く、北朝鮮では挑発武力外交を繰り返し、日本での高校無償化施策から、朝鮮人学校は除外されることとなった・・・

朝鮮人学校の通う学生たちは、朝鮮人としてのアイデンティティと日本で暮らす半日本人としてのアイデンティティの中で揺れ動いている。
しかし、スポーツにおいては国境はない、努力と勝利こそが評価の対象。
そう信じている学生たちの汗と努力のドキュメンタリー。

エピソードとしては、国際試合で、彼らがオーストラリア(かどこか)の学生に、「君たちはコリアか?」と尋ねられ、「そうだ」と答えると、同じく招待されていた韓国の学生から「本当のコリアは僕らだ。彼らは日本人」と言われ、「同じ民族なのに、非常に傷ついた」とインタビューされた少年の姿が印象深いです。

頑張ることで国境はなくせるはず、韓国在住の朝鮮人・北朝鮮の同朋・在日朝鮮人みんなひとつになれるはず。
さらに、大阪代表なんだから、それは日本人と朝鮮人の区別(というか差別とうか)はなくせるはす。
彼らが試合前にスクラムを組んで雄たけびをあげる「一つに、信じて、勝利を」。
それを実現したい、そういう信念の映画のはず・・・

なんだけれど、途中から映画の方向がちょっと変な方向になってきます。
先にかいた高校無償化の問題。

対日本の意識が色濃く出て、最後の方では、彼らが反高校無無償化差別問題の広告塔として引っ張り出されてしまう・・・

うーむ、このつくりでいいのかしらん。
日本人の観客には、訴えかけないのではないかしらん。

それ以上に、爽やかな青春をなにか汚されたような感じがしないでもない。

『60万回のトライ』というタイトルでは少し足りない。
そのあとに「そして、ノーサイドを」という願いが必要なんだろう。
この願い、ラグビーに打ち込む彼らを描くだけで、伝わってくると思うのですが。

評価は★3つとしておきます。


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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:51本
 外国映画33本(うちDVDなど 8本)
 日本映画18本(うちDVDなど 0本)←カウントアップ

旧作:2014年以前の作品:104本
 外国映画80本(うち劇場 3本)
 日本映画24本(うち劇場 4本)
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