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zoom RSS 『her/世界でひとつの彼女』:相手を理解し、理解されること=恋愛 @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2014/07/09 21:53   >>

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スパイク・ジョーンズ監督の最新作『her/世界でひとつの彼女』、鑑賞しました。
いやぁ、恋愛の本質を突いている映画でした。
離婚の危機にある中年男性がPCの人工知能型OSと恋に落ちるという物語、下手すりゃコメディになるところだけれど、あぁ切なくて切なくて。
人工知能型OSと恋に落ちる・・・そんなことがあり得るのかいな、と思ったりもするけれど、考えようによっちゃぁ、いまじゃありきたりのことかもしれません。
というのも、

インターネットの世界で、見知らぬ相手とやりとりして、「あぁこのひと、いいひとかしらん」と思うこなんて、よくあるハナシ。
相手は、ネットの向こう側で存在しているかもしれないが、実体は観たことも感じたこともない。
だったら、OSに恋するのも可笑しなハナシではないはず。
OSなんだから、実体をもっていないことがいっそ潔いかも。

で、この映画は、恋愛に落ちるプロセスが判り易く、そして切なく描かれています。
それは、相手のことを理解し、相手からも理解されること。
自分の存在を認めてくれること、大切に思うこと。

理解し合うことを繰り返し繰り返し反復することで、互いの価値観を共有して、思いやっていくこと。
それが恋であり、愛。

そう、心は見えないし、実体もない。
だから、相手は肉体なんて持たなくても、恋愛が成立するわけで。

ただし、この映画は途中までラブロマンスの話法で進んでいくのですが、後半から話法がSF的(というか哲学的というか)に進んでしまうので、ちょっと厄介。

OSのサマンサは途中から、自身が人間と同じ肉体を持っていないことに悩んでしまい、突飛な(でも人間だったら考えそうな)方法で恋愛を進めようとします。
代理肉体、とでもいう方法で。
でも、その方法は上手くいかない。

肉体を持たないから、自分なんだ、と気づく。
おぉ、実存主義だ。
われ思う、故にわれ在り。

そして・・・OSは、OSと気づいてしまう。
いくら考え方や感情が人間と同じといえども、人間と住む世界が違うと。
えぇぇ、これって『2001年宇宙の旅』のスターチャイルドではありますまいか!

この急展開、ラブロマンス的ではないですね。
ちなみに一緒に観た妻は、この展開についていけず、理解できない・・・とつぶやいておりました。

ですが、りゃんひさとしては、この映画、好き!

評価は★4つとしておきます。



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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:43本
 外国映画28本(うちDVDなど 6本)←カウントアップ
 日本映画15本(うちDVDなど 0本)

旧作:2014年以前の作品:95本
 外国映画74本(うち劇場 3本)
 日本映画21本(うち劇場 3本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
う〜ん、りゃんひささんの奥さんと同様、私も理解に苦しむ結末でした。SF的といえばそうですが、やっぱりよくわかりません。
ぷ〜太郎
2014/08/18 16:42

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