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zoom RSS 『GODZILLA ゴジラ』:荒ぶる神、ひとの過ちの象徴として・・・ @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2014/08/02 00:29   >>

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ハリウッド製ゴジラの新作、ギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA ゴジラ』をシネコンの2D字幕版で鑑賞しました。
結論からいえば、かなり満足、でもちょっと不満もあり、ってところ。

1999年、フィルピンで大地震が発生。
鉱山の発掘現場では大陥没が起こり、巨大生物の化石らしきものと、巨大な卵を発見。
ひとつの卵は孵化した形跡があった。
しばらくして、日本の原子力発電所が大地震らしき現象に見舞われ、壊滅的な打撃を受けてしまう。
それから15年、破壊された原子力発電所近辺は立入禁止区域となっている。
かつて、原子力発電所が壊滅する際、妻を喪った科学者は、事故の真相を突き止めようと禁止区域に侵入したが、放射能による影響は皆無であった・・・

なかなか、巻頭からスリリングな展開。
この展開方法は昭和29年版のオリジナル『ゴジラ』というよりも、同じ東宝特撮映画『ラドン』を思わせる発端ですね。
別の巨大生物がいるが、それは兆しにすぎなかった・・・というパターン。

と思いきや、その別の巨大生物(MUTO ムートーと呼ばれる)が、エネルギー源である放射能を求めて、破壊の限りを尽し、それを人類が迎え撃つという展開が前半。

ありゃ、ゴジラの映画かと思ったけど、なんだか別の怪獣映画を観ているよう。
そうこうしているうちにゴジラが登場。

ゴジラそのものが破壊神かと思ったが、そういう位置づけになっていません。
途中からは平成ガメラシリーズの第1作『ガメラ 大怪獣空中決戦』のようになっていきます。

昭和29年版のオリジナル『ゴジラ』には2面性があり、ひとつは「人智を超えた荒ぶる神」としての位置づけ、もうひとつは水爆の申し子ともいうべき「ひとの過ちの象徴」でした。
今回のゴジラは、劇中、芹沢博士(渡辺謙)がいうように「古代の生物体系の頂点に君臨するもの」ということから、「人智を超えた存在」でありますが、「ひとの過ちの象徴」の側面がありません。

振り返ると、先のハリウッド製ローランド・エメリッヒ監督版『GODZILLA ゴジラ』は、ひとの過ちによる結果としての存在であって、人智を超えた存在ではなかったです。

少々考察すると、今回のゴジラは「人智が及ばない自然の象徴」であり、対して、原子力の放射能をエネルギー源として暴れまわるMUTO・ムートーが「ひとの過ちの象徴」かもしれません。

なので、MUTO・ムートーを倒して、棲み処である大洋へ還っていくゴジラに対して「怪獣王は救世主か」と評して賛辞を贈るあたりは、人類と大いなる自然の共存のようなものが感じられて、妙な感慨がありました。
エンパイアステートビルから墜落しない(いや、墜落しても起き上がる)キング・コングのようです。

評価としては★3つ半としておきます。

<追記>
しっぽを引きずって立位のゴジラのスタイルは好ましいのですが、やはり首が短く頭部が小さすぎるため、肩から上のラインが三角錐形状なのは若干違和感がありました。
あと、正面からみると、ゴジラの鼻の孔がV字になっていて、あれはキング・コングの鼻の孔の造形ではありますまいか、とも思いました。

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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:55本
 外国映画34本(うちDVDなど 8本)←カウントアップ
 日本映画21本(うちDVDなど 0本)

旧作:2014年以前の作品:109本
 外国映画83本(うち劇場 5本)
 日本映画26本(うち劇場 5本)
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