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zoom RSS 『リスボンに誘われて』:むかしポルトガルで革命があった・・・ @ロードショウ・単館系

<<   作成日時 : 2014/09/18 19:09   >>

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マンデラの名もなき看守』『愛と精霊の家』『愛の風景』などのビレ・アウグストがベストセラー小説を映画化した『リスボンに誘われて』、ロードショウで鑑賞しました。
俳優陣は、ジェレミー・アイアンズ、メライー・ロラン、トム・コートネイ、ブルーノ・ガンツ、レナ・オリン、クリストファー・リー、シャーロット・ランプリングと渋いが豪華。
孤独なスイスの高校教師が、一冊の本に誘われるがごとく訪れたポルトガルのリスボン。
謳い文句は「ページをめくるたび、人生が色鮮やかに輝いていく」。
ふむふむ、もう若くないひとりの男性が、新たな人生を見つけるハナシかしらん・・・

スイスの高校教師ライムントは、登校途中、橋の欄干から身を投げようとしている若い女性を見つけ、慌てて助ける。
彼女を教室まで連れてきたものの、授業の最中に、赤いコートと一冊のポルトガル語の本を残して、彼女は消えてしまう。
本を頼りに、ライムントはリスボンに向かっていた。
その本に書かれている言葉は、ライムントが常日頃から感じていた言葉だったから。
本を頼りにリスボンを彷徨ううち、ライムントは、その本に出てくる三人の男女のことが気になっていく。
ひとりは死んでしまった作者の青年、もうひとりは友人の青年、そしてひとりの女性・・・

ふーむ、はじめに想像していたハナシとは大いに違っていました。

1970年代の三人の男女のハナシ。
簡潔にいうと、三角関係。

だけれども、時代が重要。

不勉強で知らなかったのですが、1970年代前半までのポルトガルは独裁体制でした。
PIDEと呼ばれる秘密警察が暗躍し、かなり不自由な生活を強いられていたもよう。
それが、1974年4月25日に軍の協力者を含めたレジスタンスたちが蜂起し、無血の革命が起こりました。
(これはシンボルの花から、カーネション革命、と呼ばれています)

この革命の前後の出来事を、歳を経たひとびとの視点で語っていくので、語る人物によって、その視点が変わってくるのがこの映画の面白さ・・・のはずなんですが。

うーむ、これはどうしたことかしらん。
どうもビレ・アウグスト監督が淡々と撮りすぎているのか、外連味(けれんみ)が不足しているのか。
もっと面白くなりそうなのに、面白くなっていきません。

たぶん、真の主役・本の作者である青年アマデウ像がうまく結べないからでしょうか。
彼は、裁判官を父に持つ良家の子息で、医者でもあります。
いわば、体制側の人物なのですが、それがレジスタンス側に加担していき、遂には革命の日に命を落とす。
無神論者でありながら、信仰に篤い。

その複雑な二面性が映画の中から、うまく伝わってきませんでした。

もしくは、狂言廻しの役どころのライムントにかなり比重が置かれているせいかもしれません。
青年アマデウを知るうちにどんどん感化されていき、退屈な人生に終止符を打つ、という役どころなのでジェレミー・アイアンズのハマリ役なんですが、ハマリすぎているが故にステレオタイプに見えてしまって残念です。

とはいえ、映画全体としては退屈ではないので、評価は★3つとしておきます。

<追記>
豪華なキャストがかえって焦点をぼやけるさせたかも。



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2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:63本
 外国映画41本(うちDVDなど 8本)←カウントアップ
 日本映画22本(うちDVDなど 0本)

旧作:2014年以前の作品:123本
 外国映画97本(うち劇場 9本)
 日本映画26本(うち劇場 5本)
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リスボンに誘われて / Night Train to Lisbon
ふとしたきっかけで手に入れた古書。内容に魅了されたライムントは、その著者の事を知るために、古書の舞台となっているリスボンに衝動的に旅立ってしまう。リスボンで、著者のことを知るにつれ、ライムントは自分探しをしていることに気がつく。 ...続きを見る
勝手に映画評
2014/09/23 18:47

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