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zoom RSS 宮崎駿監督作品まとめてレビュー @T-SITEより転載・移行

<<   作成日時 : 2014/10/28 20:57   >>

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DVDで鑑賞した作品を中心にレビューを掲載していたT-SITEの「マイ棚」サービスが2014年10月末で終了することになったことから、同サービスにのみ掲載していた作品のレビューを転載・移行することにしました。
作品は、宮崎駿監督作品の6作品。
『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』です。
同サイトでのキャンペーン企画の際に記したもので、それぞれ初公開時に鑑賞して、その後機会があれば再鑑賞したものもあります。

となりのトトロ』: トトロもネコバスも怖いよぉ

何度観てもトトロもネコバスも怖い。
りゃんひさが子どもだったら、「トトロもネコバスも怖いよぉ」といって泣き出しているだろう。

まぁ、トーゼンといえばトーゼンなんだけれども。

だって、トトロもネコバスも森の精霊、もののけ。
おばけ、みたいなもの。
かわいいというものではないはず。

そんなトトロに導かれて、サツキとメイが、森の、自然の、生命の不思議に出会う物語が、この映画。

トトロの傘に導かれて、種が芽を出すシーン、何度観ても感涙もの。
トトロが、ぐおぉと大きな口をあけて、奥歯を丸出しにするシーン、何度観ても、ビビる。
闇夜からネコバスがサーチライトの眼を光らせてやってくるシーン、何度観ても、こわい。

そんな畏怖と生命の力強さを得て、病弱なおかあさんも元気になる。
あぁ、よかった。

りゃんひさ的には、借りてきて何度でも観る映画ではないけれど、テレビで放映されると、途中から観て、「やっぱり、トトロもネコバスも怖いよぉ」といってしまう、そんな映画です。★4つ半。



魔女の宅急便』: ダメだぁ、忘れちゃって、レビューが書けない!

宮崎駿監督作品のなかで、もっとも印象の薄い作品です。
初公開時に劇場で1回観たきり。
その後、テレビで放映されていても、食指が動かない、です。

ほうきに乗った少女と黒猫が出ていたなぁ、ぐらいしか覚えておらず、「ダメだぁ、忘れちゃった」作品です。

もしかして、「ハリー・ポッター」の先駆けだったりして。★3つ。



紅の豚』: 宮崎駿監督の本質にいちばん近いのではありますまいか

あとで知ったが、ポルコ・ロッソ(紅の豚)とは、共産主義者を罵倒するイタリア語。
すさまじいタイトルをつけたものだ。

少女が主役をはることが多い宮崎駿監督では、珍しく、中年のおっさん、それもブタに姿を変えられたおっさんが主役。
まぁ、「美女と野獣」のパターンなのだが、男のダンディズムが溢れている。

この映画の素晴らしいところは、空中戦、といいたいところだが、そのあとにつづく、ライバルのおっさんふたりの素手での殴り合いの場面。

「男同士の素手での殴り合い」といえば、アイルランド、ジョン・フォード魂なのである。
ああ、宮崎駿監督、ジョン・フォード監督が好きだったのね。

男騒ぎの映画。
こんなところで、宮崎駿監督の本心に出会うとは思いもしませんでした。★4つ。



もののけ姫』: 木火土金水が一体化して神話の世界を形成した傑作

初公開時に鑑賞して、「宮崎駿監督、恐れ入った!」と感嘆した作品であります。
たたら製鉄を通じて人間の近代化を描き、自然との対峙を壮大なものがたりとして語っています。

特に終盤の「ししがみ」の描き方は圧巻であります。
「ししがみ」は自然と生き物の象徴であり、生き物である鹿の頭には、自然(森)の象徴である角がのっかっている。
「ししがみ」の首が切り落とされ、生き物と自然の融合が訣別したときにあらわれる「もののけ」。

おぉぉ、この「もののけ」が「だいだらぼっち」であるなんて!

この瞬間、総毛立ちました。

このイマジネーション、宮崎駿監督の頭の中はどのようになっているのだろうか、と思ったものです。

特に、鑑賞した劇場が東京郊外の(いわゆる場末の)映画館でしたので、音響が悪く、ときどき台詞が聞き取れないこともあったので、画面の迫力に圧倒されたのです。

神話の世界を形成した傑作、といえましょう。★5つ。



千と千尋の神隠し』: 初見時にイマジネーションの限界を感じた映画です

宮崎駿監督の名前を不動のものにした『千と千尋の神隠し』。
なんだけれも、 初見時に、宮崎駿監督のイマジネーションの限界を感じたものです。

ふてくされた少女が異界で成長する物語。
ありきたりといえばありきたり。
でも、そのありきたりから、ものすごいものが飛び出すのが、宮崎駿監督作品。

ですが、迷い込んだ異界に、どことなく既視感を覚えてしまって、そうなると、もういけない。
腐れ神が、風呂に入ってきれいになると・・・って、「水をきれいに、大切に」のキャンペーンか? とか。
湯婆婆に姉妹がいて会いにゆく・・・って、「オズの魔法使」か? とか。

なんだか、ネガティブな反応が出てしまいました。

試写会で観たので、特に先入観はなかったつもりなんですが。

後半、「カオナシ」が前面に出てきて、ハナシの展開も乱れているようにも感じました。

まぁ、あとで思い起こせば、その乱れが宮崎駿監督のイマジネーションだったのですが。

テレビ放映されると、途中からでも観てしまうので、惹きつける力はあるのですが、りゃんひさ的には、いまひとつの評価をしている映画です。★3つ半。



ハウルの動く城』: 城が動いて走ってガタピシ壊れていく、素晴らしい!

宮崎駿監督作品ではあまり評判がよくない『ハウルの動く城』。
ですが、りゃんひさ的には、結構、好きです。
というのも、途中のハナシの展開は置いておくとして、最後の、城が動いて走ってガタピシ壊れていくさまが、とてつもなく素敵だからです。

そこへ至るまでのハナシは原作とも違うし、城の扉を開けると戦争をしていて魔法使いが戦っているなど他の作品に似たシーンなどもあって、正直ダメだなぁって思いましたが、絶対にこれがやりたかったんだろうなぁ、宮崎駿! って感じがしましたもの。

城がどんどんどんどん崩れていって、最後は板一枚に足がついているだけになって、それでも走っているなんて、なんというイマジネーション。
このシーンだけあれば、十分なのです。★3つ半。



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