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zoom RSS 『世にも怪奇な物語』:ヴァディム監督の官能描写にドギマギ @GyaO・無料配信

<<   作成日時 : 2015/01/17 00:39   >>

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昨年秋頃からしばしばお世話になっているGyaOの無料配信。
なんと『世にも怪奇な物語』が無料配信されているではありますまいか。
ということで、配信終了間際に駆け込み鑑賞。
さて、映画。

紹介するのも気が引けるぐらいの著名作品。
エドガー・アラン・ポーの3本の短編「黒馬の哭く館(Metzengerstein)」「影を殺した男(William Wilson)」「悪魔の首飾り(Never Bet the Devil Your Head)」をそれぞれロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニが監督したオムニバス映画。

その昔、テレビの地上波で度々放送されていたので2度ほど観たことがあるのですが、そのときは第2話「影を殺した男」が心に残っていました。
まぁ、このエピソードは、いわゆる、もうひとりの自分(ドッペルゲンガー)のハナシなので、内なる善悪の対決など、腑に落ちる・合点がいきやす怪奇もの。
子どもにも判り易いというか、そういうところがありました。
観なおしてみても、やはりそう。
複製された男』のようなトリッキーな映像などもなく、ルイ・マル監督って常識人、という印象を深めました。
とはいえ、アラン・ドロンのサディスティック演技は怖いですが。

フェリーニの第3話「悪魔の首飾り」は、初公開当時から評判も高かったものですが、子ども時分に観たときはピンときませんでした。
今回観なおして、合点がいきました。
あぁ、あまりにフェリーニ的。
というか、そもそもテレンス・スタンプがローマに到着したときから、世間も含めてなにもかもが恐ろしくて狂騒的で(そこいらあたりがフェリーニ的なんだけれど)、それに感覚が麻痺させられて、なんかどうでもいいや! って感じになってしまいます。
クスリと酒に溺れたテレンス・スタンプに同化するというよりも、彼のことすら、どうでもいいような気になってしまう。
これって、フェリーニとは生理的に合わない、ということなんでしょうね。

で、今回いちばんドキドキ、ドギマギしたのはロジェ・ヴァディムの第1話「黒馬の哭く館」
変態度合最大のヴァディム監督、愛するジェーン・フォンダの裸体を見えるか見えないかのギリギリの衣装をまとわせ、サディスティックな姫君を演じさせる。
その彼女が愛する従兄の貴族に、ピーター・フォンダ。
実際の姉と弟のラヴシーンは、キワドいシーンはないにもかかわらず、背徳の匂いがプンプン。
バストを強調したジェーンの革製胸当て、股間を強調したピーターのタイツ姿。
ピーターに送るジェーンの視線は濡れたように・・・と、ヴァディムが愛する女性をいじめて苛めてイジメて演出しているのが匂ってきます。
後半、馬で疾駆するジェーンも官能に溢れており、ああ、なんともヴァディム監督!

ということで、三監督それぞれの特徴が、いまさらながら感じられた三篇でありました。

評価は★4つとしておきます。
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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:2本
 外国映画 1本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 1本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:5本
 外国映画 4本(うち劇場 2本)←カウントアップ
 日本映画 1本(うち劇場 0本)
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