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zoom RSS 『ボッカチオ'70』:巨匠たちによるイタリア艶笑喜劇。長いので要注意 @GyaO・無料配信

<<   作成日時 : 2015/03/21 17:28   >>

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ああ結婚』『昨日・今日・明日』とイタリア映画の旧作をしばしば無料配信しているGyaO。
今回お世話になったのは『ボッカチオ'70』。
1962年製作の4話からなる艶笑喜劇オムニバス。
『デカメロン』の著者ボッカチオが生きていたら、こんなハナシを書いたのではありますまいか、といったところ。
監督陣が豪華で、マリオ・モニチェッリ(不勉強で知りませんでした)、フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティ、ヴィットリオ・デ・シーカの4人。
さて、映画。

第1話「レンツォとルチャーナ」(マリオ・モニチェッリ監督)。

レンツォは配達人、ルチャーナは秘書。
同じ会社に勤めるふたりは恋仲。
妊娠したかも、と思ったふたりは急いで結婚式を挙げたけれども、会社には秘密。
なにせ、結婚・妊娠がわかると、ルチャーナは馘になっちゃうから(女性差別だぁ)。
隠しに隠して結婚生活を続けるふたりであったが・・・

第2話「アントニオ博士の誘惑」(フェデリコ・フェリーニ監督

清廉潔癖お堅いアントニオ博士は、近頃の風紀紊乱が気が気じゃない。
が、こともあろうに、博士のアパート前の空き地に、豊満なアニタ・エクバーグの看板が現われたから大変。
空き地は連日騒々しくなり、博士はアニタの豊満な胸の谷間に悩まされっぱなし。
ある夜、看板のアニタが博士の眼前に飛び出してきたもんだから・・・

第3話「仕事中」(ルキノ・ヴィスコンティ監督

若くてハンサムなミラノの伯爵(トーマス・ミリアン)は、ドイツの富豪の娘プーペ(ロミー・シュナイダー)を妻に迎えている。
というのも、伯爵は地位はあるが財政難。
地位と引き換えにプーペを娶った形で、プーペの父から援助を受けている。
ある日、伯爵のパリでのご乱行が新聞の一面を飾り、妻はこころよく思っていない。
別れて、ひとりで生計を立てようと考えてみたものの・・・

第4話「くじ引き」(ヴィットリオ・デ・シーカ監督

移動カーニバルの射的屋を営むゾーエ(ソフィア・ローレン)。
身重の妹夫妻の面倒をみるために、裏で商売をしている。
それはゾーエ自身が商品のくじ引き。
街の男たちは肉感的なゾーエに夢中になり、われもわれもとくじを買いあさる。
一方、ゾーエは、くじを買わないひとりの青年と恋仲になり、これを最後に足を洗おうと思っている。
さて、くじに当たったのは、教会の作男を務める冴えない中年童貞・・・

各エピソードが40〜50分あり、全編では3時間を超える長さ。
(なので、各エピソードごとに分けて鑑賞しました)

日本初公開時は、第1話が割愛され、順番も、デ・シーカ、フェリーニ、ヴィスコンティの順だったよう。

イタリア艶笑喜劇、という意味では、デ・シーカのエピソードがいちばんなのだが、好きなのはヴィスコンティのエピソード。

妻が選択する職業というのが、夫と寝る度に金銭を得るという世界最古の職業。
だから、喜劇として撮れば可笑しいんだけれど、ヴィスコンティが撮ると貴族に対する皮肉という感じで、笑うに笑えない。
こんな艶笑喜劇まで、陰鬱で重厚にしてしまうのだから、恐れ入る。

もちろん、フェリーニのエピソードもフェリーニらしくて悪くないです。
というか、巨大美女アニタ・エクバーグは、後の『女の都』あたりの毒気と比べると大らかで微笑ましい。
ニーノ・ロータの音楽も、ぴたりとハマっています。

モニチェッリ監督のエピソードは、まぁ、可もなく不可もなくといったところかしらん。

評価は★3つ半としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:15本
 外国映画11本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 4本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:36本
 外国映画29本(うち劇場 6本)←カウントアップ
 日本映画 7本(うち劇場 0本)
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