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zoom RSS 『聖者たちの食卓』:つくるひとも食べるひとも誰も笑ってない無間地獄 @名画座

<<   作成日時 : 2015/03/28 23:48   >>

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3月下旬になってドキュメンタリー映画を5本続けて観ました(2日に分けてですが)。
1本目は『聖者たちの食卓』。
インドの北西部にある「黄金寺院」と呼ばれる寺院での巡礼者たちに供される1日10万食の食事の様子を描いたドキュメンタリー。
さて、映画。

「黄金寺院」で供される10万食の食事のはじまりは食材を得るところから。
ジャガイモを掘り、玉ねぎを収穫する。
材料は刻まれ、玉ねぎを切るひとは泪する、ナンを焼く前に粉を丸めるひとは只管(ひたすら)丸め、のばすひとは只管のばす。
鍋を扱う人は、からだが入るほどの鍋で調理する。
食器を配るひと、料理を配るひと、ひとびとが食べた食器をかたずけるひと、食事の場となる広間を掃除するひと・・・
あぁ、尽きることはない。

という映像が次から次と繰り出される。

あぁあぁ、イヤだイヤだ。
なんだって、こんなにひとが多いのか。
なんだって、こんなに同じことを繰り返さなくちゃいけないのか。

子どもの頃に聞いた無間地獄だ。

亡者は血の池で鬼から責め立てられる。
血の池で、血を吸い、ぶくぶく肥る。
そのあとに、針の山に登れと、責め立てられる。
針山を上るうちに、からだから血が流れ出て、やせ細る。
針山の頂上に来るときには、骨と皮にになって風に飛ばされ、ふたたび血の池に落ちる。

もう、映像がそんな感じ。

カースト制が厳しかったインドにおいて、カーストの別なく並んで食事をすることができた黄金寺院。
ベルギー人の製作者たちは、その平等性に共感したのかもしれない(そんな字幕がエンディングで出る)が、写し出された映像は無間地獄にみえて怖かった。

これが平和で理想郷なのかしらん・・・

だって、つくりひとも食べるひとも誰も笑ってないんだから。

評価は★3つとしておきます。

<追記>
原題の「HIMSELF HE COOKS」、彼が料理(つく)る彼自身、ってどういう意味かしらん。
彼自身は彼がする料理によってつくられる、ってことか。
それでもよく判らない。
蛸が自分の足を喰っている、という意味でもなさそうだし・・・



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:15本
 外国映画11本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 4本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:40本
 外国映画32本(うち劇場 9本)←カウントアップ
 日本映画 9本(うち劇場 1本)
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