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zoom RSS 『マジック・イン・ムーンライト』:スジ良し、音良し、役者良し @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2015/04/11 21:33   >>

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アニー・ホール』から35年以上お付き合いしているウディ・アレン
前作『ブルー・ジャスミン』では剛腕女優ケイト・ブランシェットの独壇場となった形でしたが、今回は1920年代の南仏を舞台に繰り広げるロマンチック・コメディ。
マジック・イン・ムーンライト』ってタイトルからオシャレな感じ。
とはいえ、一抹の不安も・・・
というのは、ウディ・アレンの作品でマジシャンが登場した『スコルピオンの恋まじない』『タロットカード殺人事件』は、いずれも退屈だったので、マジシャンが登場する今回も危ういのでは、なんて思っていました。
さて、映画。

英国紳士のスタンリー(コリン・ファース)は、大劇場で中国人に扮して観客を沸かせる一流マジシャン。
旧友から、スタンリーの伯母の友人の富豪一家が霊能力者に付け込まれているので、謎をといてギャフンといわせてほしいとの依頼があった。
その場へ出かけてみると、件の霊能力者は若き美女(エマ・ストーン)。
とはいえ、論理一点張りのスタンリーは、そんな霊能力者の力なんて信じていないのだが、いつしかなんともヘンな気持になって・・・

というハナシ。

そんな大したハナシじゃない。
たぶん(忘れてしまったけど)『スコルピオンの恋まじない』『タロットカード殺人事件』とオッツカッツ。

なんだけれど、面白い。
時代設定を戦前の1920年代に設定したこともあるだろうが、コリン・ファースとエマ・ストーンが絶妙なうまさを出している。

論理一点張りの堅物マジシャンを演じるコリン・ファース。
彼の早口クイーンズ・イングリッシュがテンポよく、心地よい。
たぶん、しゃべるスピードでいうと、ウディ・アレンと同じぐらいなんだろうが、ウディ・アレンはアワアワいってるだけなので、単語は少ない。
コリン・ファースのしゃべる台詞は、淀みなく、間髪を入れず次々と繰り出されるので、かなり幻惑されてしまう。
そこが第一の魅力。

第二はエマ・ストーン。
ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』で真面目な役をやって、その後も真面目な感じの役が多いけれど、あの大きな瞳と大きな口はコメディエンヌ。
大げさにならない今回の演技、コリン・ファースとよく渡りあっている。

第三は脚本。
へんに肩ひじ張らない感じなんだが、昔のイングマール・ベルイマン志向を思い出したかのような風味があって興味深い。
死後の世界は勿論のこと、神さまなんて信じないコリン・ファースの役どころに、ちょっと昔の趣あり。
終盤、彼が神さまにお祈りするシーンは、結構笑える。
(抱腹絶倒、噴飯ものだけれど、お上品な今回はそこまで笑うには、ちょっと勇気がいりますが)

洗練された映画(ソフィスティケイティド・コメディ)ってのは、こんな映画のことですね。
ミッドナイト・イン・パリ』に続いて、ウディ・アレンとフランスって意外と相性がいいですね。

評価はオマケも込みで★4つとしておきます。

<追記>
とはいえ、「死後の世界」の話が出てくるのですから、ウディ・アレンも歳をとりましたなぁ。
でも、絶対、彼は、いわゆる「神さま」は信じちゃいないでしょうね。
そこんところが、イングマール・ベルイマンとはやっぱり異なるのだろうなぁ。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:21本
 外国映画16本(うちDVDなど 0本)←カウントアップ
 日本映画 5本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:47本
 外国映画36本(うち劇場11本)
 日本映画11本(うち劇場 3本)
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