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zoom RSS 『ダムネーション』:興味深い内容ですが、少々詰め込み過ぎかも @グリーンイメージ国際環境映像祭

<<   作成日時 : 2015/04/04 11:38   >>

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3月下旬に続けて5本観たドキュメンタリー映画の5本目は『ダムネーション』。
昨年晩秋に劇場公開されたものです。
タイトルの「DAMNATION」という言葉が面白いですね。
英和辞典では「地獄に落ちる(落とす)こと。転じて、間投詞で、こんちくしょう、くそったれの意」とあります。
でも、「DAM(ダム)」+「NATION(国民、国家)」とも読める。
「こんちくしょう、このダム好き国家め!」ってところかしらん。
さて、映画。

アメリカ合衆国全土に建設された7万5千基ものダム。
それらの多くは川を変貌させ、魚を絶滅させながらも、期待される発電・灌漑・洪水防止のいずれにおいても低い価値しか提供していない。
むしろ、その維持に高い経済的負担を強いられているのが現実である。
そんな負の面ばかりのダムを“撤去”する選択が、アメリカでは現実になってきた。
だが、それが当たり前に語られるようになるまでには、“クレイジー”と言われながらも川の自由を求め続けてきた人々の挑戦があった。
地球の血管にも例えられる川。
ダムが川に及ぼす影響は、私たちを含めたすべての生き物に影響する。
ダムが撤去された時、川は解放され、自ら元の姿に回復してゆく。
本作が映し出す川の生命力と美しさは、人間も自然の一部であることを改めて気付かせ、技術によって自然を征服してきた過去と決別し、新たな未来へ向かうための希望を見せてくれる。
KINENOTE から転載しました)

内容はそのとおりです。
テンポよく、快活な音楽とともに軽快にみせるドキュメンタリー映画です。

なんだけど、この手の快活なドキュメンタリーってちょっと苦手。

こちらに考えさせる暇を与えないぐらい情報量が多い。

そうか、いくつかのダムでは満水にした途端に決壊した!とは。
発電効果が対費用換算では4%ってなんじゃぁ!とか。

そんな急いで進まないでよ、って感じ。

その合間あいまに、環境保護を訴える科学者たちが登場して、ダムに備え付けられた魚道では魚たちは遡上できません、って何度も繰り返すし。
なんだか、魚たちのためにダムを取り壊せってことなのかしらん。
いや、魚たちのためだけではないはずだけど、そこいらあたりが性急すぎて理解しづらい。

印象的だったのは、女性考古学者の発言と若き日の記録ムーヴィ。

もう80歳は超えているだろう彼女が、ダムに沈む前の西部の砂漠を調査した記録映像はほんとに美しい。
ジョン・フォードの映画にでも登場しそうな風景。
若い女性考古学者の奔放な(なんと全裸で風景に溶け込んでいる)様子は、素晴らしく美しい。

そんな彼女が、80歳も超え、当時ダム開発を推進していた開発局長を称して、「会っていたら、タマをちょん切ってやったわ!」と威勢よくいうんです。
いやぁ、ご立派。

ダムが撤去されて甦った川も美しいし、ダムに大掛かりな告発アートを描く活動家たちも面白いが、やっぱりちょっと映画としては詰め込み過ぎかも。

評価は★3つ半としておきます。

<追記>
ポスターの切り取り線のあるダム画像、合成かと思っていましたが、実際のダムに活動家が描いたものです。
それも一晩で。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:16本
 外国映画12本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 4本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:44本
 外国映画33本(うち劇場10本)←カウントアップ
 日本映画11本(うち劇場 3本)
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