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zoom RSS 『バリー・リンドン』:重厚なのにどこか素軽い歴史絵巻 @特集上映・名画座

<<   作成日時 : 2015/06/18 23:32   >>

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ロベール・ブレッソン監督『やさしい女』を観た足で、電車に乗って移動。
しばらく時間を置いて、スタンリー・キューブリック監督の『バリー・リンドン』を鑑賞。
3時間を超す超大作なので、こういう作品は劇場で観たいものです。
ということでDVDは出ているけれど、劇場で鑑賞です。
さて、映画。

アイルランドの若者レッドモンド・バリー(ライアン・オニール)、父は馬の取引から決闘となり幼い時分に亡くした。
彼は、従姉のノラ・ブラディに恋心を寄せるが、ノラは駐留している英国軍大尉に移り気。
ノラと大尉が結婚することに腹を立てたレッドモンドは、件の大尉に決闘を申込み、それが原因で故郷を追われる羽目となった・・・

というハナシ。

18世紀のヨーロッパを舞台に、なにも持たない青年が貴族の爵位寸前まで成り上がり、虫けらにように消えていくという大文芸ロマン。

キューブリック監督だから、さぞや重厚で、胃にもたれるのではありますまいか、と懸念していたが、さにあらず。
語り部(ナレーション)による進行なので、豪華絵巻物といった感じ。
とにかく、ハナシがとっとことっとこ進んでいく。

なので、登場人物は出てきては消え、出てきては消え、である。
前に出てきたあのひと、どうなったのかしらん、なんてことはなく、後にはほとんど出てこないから、観ていくうちになんだかバカになっていく感じ。
(これ、ほめています)

しかしながら、自然光だけで撮った画面は美しい。
ナチュラルな美しさ。
押し付けがましさがないので、凝った画面づくりが、凝ってるとみえない。
だから、すーっと入ってきて、消えていく。
(これも、ほめています)

なので、観終わったあと、ほとんどなにも残らない。
いや、バリーのテーマともいうべきヘンデルの楽曲と、虫けらにように消えていったバリーの哀れさは心に残るか。

キューブリック監督作品で見逃していた作品だが、劇場で観れて、幸いでした。

評価は★★★★(4つ)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:42本
 外国映画32本(うちDVDなど 5本)
 日本映画10本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:69本
 外国映画56本(うち劇場14本)←カウントアップ
 日本映画13本(うち劇場 3本)
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コメント(1件)

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う〜ん、「観終わった後何も残らない良さ」は理解できますが、私はこの作品はパスですね。
ぷ〜太郎
2015/06/19 16:30

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