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zoom RSS 『私のように美しい娘』:軽妙なタッチのトリュフォー的艶笑喜劇 @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2015/06/25 00:15   >>

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昨年秋にフランソワ・トリュフォー映画祭で5本鑑賞しましたが、今回はその続きというわけで、1972年製作の『私のように美しい娘』をDVDで鑑賞しました。
恋のエチュード』と『映画に愛をこめて アメリカの夜』の間につくられた軽い犯罪喜劇・艶笑喜劇。
レンタルしたTSUTAYAのショップでは、ラブストーリーに分類されていましたが・・・
さて、映画。

犯罪社会学者のスタニスラフ・プレビン(アンドレ・デュソリエ)は、論文「犯罪女性」執筆のために受刑中の犯罪者にインタビューを行うことにした。
その相手はカミーユ・ブリス(ベルナデット・ラフォン)。
彼女は、幾人もの男を手玉に取り、ついには塔の上から愛人を突き落した罪で服役中。
まだ年若いスタニスラフは、妖艶なカミーユにいつしか惹かれていく・・・

というハナシ。

冒頭に、書店を訪れた女性客が「犯罪女性」の本を購入しようとするが、出版予告されて1年も経つのに出版されていない。
それを、ふふーん、と店主が思い出すというプロローグが付いていて、先のハナシとなる。

本題に入ってからは、スタニスラフが刑務所でカミーユにインタビューをするのと、カミーユの過去の行状が交互に描かれます。
そのタッチは、すこぶる軽快。
ジョルジュ・ドルリュー(アダプテーションはラロ・シフリン)の軽快な音楽とともに、カミーユの悪女ぶりが痛快いってもいいほど。

トリュフォーの1958年の短編『あこがれ』では清純だったベルナデット・ラフォンも、この映画では肉感的で、本能のままに行動する(邪気はたっぷりだけれど)無邪気な悪女。
近作『風にそよぐ草』『ママはレスリング・クイーン』では渋い初老男性になったアンドレ・デュソリエも、ここでは青二才の青年。
まんまと、ベルナデット・ラフォンに手玉に取られてしまう。

ストーリー的には、悪女に手玉に取られて最後には悲惨な羽目に陥ってしまう男のハナシといえばそれまでなんだけれど、トリュフォーの演出に嫌味がないので後味は悪くない。

その他の手玉に取られる男たちを演じたシャルル・デネ(純情なのにどこかヘン)、ギイ・マルシャン(コトの度にカーレースのLPを掛けるのが可笑しい)、フィリップ・レオタール(タレ目が印象的なダメ夫)、クロード・ブラッスール(色悪弁護士)のいずれも好演。

評価は★★★★(4つ)としておきます。

<追記>
タイトルの『私のように美しい娘』は、カミーユが出所後、歌手になって歌う歌。
自分の身の上をモチーフにした滑稽歌謡です。
舞台衣装に手錠を使っているのも笑わせます。

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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:43本
 外国映画33本(うちDVDなど 5本)
 日本映画10本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:73本
 外国映画59本(うち劇場14本)←カウントアップ
 日本映画14本(うち劇場 3本)
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