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zoom RSS 『アリスのままで』:主人公はともかく、家族の描き方が少々不満 @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2015/07/06 22:57   >>

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本年度米国アカデミー賞主演女優賞を獲得した『アリスのままで』、ロードショウで鑑賞しました。
同じく男優賞を獲得した『博士と彼女のセオリー』や昨年度の主演女優賞受賞作品『ブルージャスミン』がいもひとつだったので、どんなものかしらん、と少々不安を抱きつつ出かけました。
さて、映画。

アメリカ・ニューヨークのコロンビア大学の言語学教授アリス(ジュリアン・ムーア)は50歳。
ある日、講演の席で「語彙」という馴染みの語句が出てこなくなり、毎日行っているジョギングで、これもまた馴染みの大学キャンパスで道に迷ってしまう。
アリスには、研究職として勤務する夫ジョン(アレック・ボールドウィン)と、一男二女のそれぞれに独立した子どもがいた。
詳しい検査でアリスの病変は、遺伝性の若年性アルツハイマー病だと診断される・・・

というハナシ。

若年性アルツハイマーを扱った映画といえば、日本の『明日の記憶』が思い出される。
あの映画ほどのドラマドラマした描き方はしておらず、好感は持てるものの、どこかしら物足りない。

抑制の効いたジュリアン・ムーアの演技は評価できるものの、やはりドラマとしての、というかとりまく家族の描き方がもう数ショット足りない感じがする。
それはたぶん、アリスの病変は個人的な若年性アルツハイマー病ではなく、遺伝性の、というあたりにあるのだろう。

一男二女のうち、長男は遺伝的に陰性、次女は検査を受けず。
しかし、永年、不妊治療をしてきた長女は、人工授精前に陽性と判断される。

崑人的には、とてつもなく大変な状況だと思うのだが、映画はそこいらあたりの葛藤をほとんどすっ飛ばしている。

たしかに、映画の主たるテーマは、知識(記憶を含む)を拠り所としてきたアリスの、その拠り所がなくなっていくハナシなんだろうけれど、それ以外にも、やはり家族の受け止め方って大きいだろうと思わざるを得ない。

そこいらあたりの描きかたが、どうも不十分と感じてしまいました。

評価は★★★(3つ)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:48本
 外国映画37本(うちDVDなど 6本)←カウントアップ
 日本映画11本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:77本
 外国映画63本(うち劇場15本)
 日本映画14本(うち劇場 3本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
そうですよね、観終わって物足りなさを感じてしまいました。周りの人物を描いてこそ、主人公が際立つということもあるのですから。
ぷ〜太郎
2015/07/07 23:23

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