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zoom RSS 『彼は秘密の女ともだち』:誰でもいいんじゃない、君じゃなきゃダメだ @ロードショウ・単館系

<<   作成日時 : 2015/08/21 00:27   >>

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同性愛をカミングアウトしている監督といえば、最近ではグザヴィエ・ドランが有名だが、フランソワ・オゾンもそのひとり。
そのオゾン監督最新作『彼は秘密の女ともだち』は、久々に同性愛を扱っています。
しかし、これまでとはちょっと毛色がちがうような・・・
さて、映画。

クレール(アナイス・ドゥムースティエ)とローラは、子どもの頃からの大親友。
ローラはクラブで知り合ったダヴィッド(ロマン・デュリス)と結婚し、クレールも同じくクラブで知り合ったジルと結婚した。

幸せな二組のカップルにみえたが、ローラが若くして亡くなってしまう。
自身もショックを受けたクレールだったが、幼い子どもを抱えたダヴィッドのことが心配になって宅を訪れたところ、女装して子どもをあやしているダヴィッドをみつけてしまった・・・

というハナシ。

これ、どういえばいいのか、ちょっと戸惑うのだけれど、ファム・ファタール(宿命の女)に絡めとられた男女ふたりのハナシなんだろう。
絡めとられた、というのが不適切なら、魅入られた、とでもいうべきか。
もしくは、男女ふたりの方が、ファム・ファタールを視つづけているというところか。

ダヴィッドは、ローラが死んだ後、自分の女性に気づいていき、女装までするが、好きなのはローラ。
クレールはクレールで、ローラが好きなのだ。

ダヴィッドもクレールも、ローラの身代わりで互いで互いを愛していく。
愛を深めるうちに、互いが互いの肉体を求め合うようになるのであるが、ローラの身代わりとして相手を愛しているので、どうにもこうにももどかしく、アンビバレンスな状態に陥ってしまう。
しかし、ダヴィッドの事故をきっかけに互いが互いでなければならない、ローラの身代わりでない、ということに気づく。

そんな映画だと解釈した。

同性愛だからといって、自分を受け容れてくれるなら誰でもいい、というわけではない。
あなたに、きみに、受け容れてほしいのだ。

誰でもいいんじゃない、君じゃなきゃダメなんだ。
クレールとダヴィッド(女性に生まれ変わってヴィルジニア)は、観た目は奇妙だけれど、愛情はどこもヘンじゃない。

まぁ、そんな映画です。

演技陣ではロマン・デュリスがとにかく上手い。
フランソワ・オゾンが好みとするタイプではないはずなので、一度組んでみたかったのでしょうね。
当初は、女装した大柄な男性にしかみえないのが、徐々に女性にみえてくるのですから。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

<追記>
アルモドバルの諸作を思い出したりもしましたが、比べるならば、やはりドランの『わたしはロランス』かしらん。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:64本
 外国映画50本(うちDVDなど 7本)←カウントアップ
 日本映画14本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:93本
 外国映画78本(うち劇場15本)
 日本映画15本(うち劇場 4本)
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