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zoom RSS 『天空の蜂』:瑕はあるが見応え充分の社会派サスペンス @試写会

<<   作成日時 : 2015/08/30 17:43   >>

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120周年記念作品が続く松竹、9月ロードショウの『天空の蜂』を試写会で鑑賞しました。
それにしても今年の松竹作品は『ソロモンの偽証』二部作、『駆込み女と駆出し男』『愛を積むひと』『日本のいちばん長い日』と映画らしい映画が続いており、さすがに力が入っているなぁと感じます。
さて、映画。

1995年夏、自衛隊に納入予定の新型無人ヘリコプター「ビッグB」が何者かによって奪われ、原子力発電所の高速増殖炉「新陽」上空で静止した。
犯人の要求は、ビッグBの燃料が尽きる8時間以内に、国内の原子力発電所すべてを停止して、破棄せよ、というもの。
事態を収拾すべく、ビッグBの開発技術者・湯原(江口洋介)が「新陽」に呼び出される。
ところが、奪われたビッグBには、湯原の幼い息子がひょんなことから取り残されている・・・

というハナシ。

原子力発電・核問題を扱った日本の大型サスペンス・アクションといえば『太陽を盗んだ男』ぐらいしか思い出さないが、本作品のスケールはそれを上回っています。

原子力発電の社会性も踏まえ、東日本大震災での原発事故・原子力発電所全停止を経験してきた現在、この映画の持つ社会的主題は大きい。
その社会性をサスペンス映画というエンタテインメント作品に仕上げた監督の腕は、なかなか確かといえるでしょう。

ビッグB開発技術者の湯原と、原子力発電所設計士の三島(本木雅弘)との丁々発止のやりとりなどは、かなりスリリング。
ふたりの男の丁々発止があるので、実はそれほど多くないアクションシーンが際立つというもの。

2時間20分近い長尺にもかかわらず、飽きることはありません。

とはいえ、瑕もチラホラ。
脇を占める柄本明、石橋蓮司、竹中直人の演技は例によって例のごとしだし、愛知県警の警部役・手塚とおるの演技は過剰すぎる。
湯原夫婦が交わす会話などの過剰すぎる台詞も多々目立ち、どうにかならなかったのかしらん、と思ってしまいました。

そんな瑕には目をつぶって、スケール感のある映画を十分楽しみました。

あ、目をつぶってはいけないんでした。
劇中に「日本人は、見たくないものを見ようとしない」という、映画の主題となる耳の痛い台詞もあるのですから。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:71本
 外国映画52本(うちDVDなど 8本)
 日本映画19本(うちDVDなど 3本)←カウントアップ

旧作:2015年以前の作品:99本
 外国映画81本(うち劇場15本)
 日本映画18本(うち劇場 5本)
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コメント(1件)

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この原作を今映画化した意欲は大いにかいます。
ぷ〜太郎
2015/10/26 19:01

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