キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『まごころを君に』:あるがままのチャーリーを受け容れて @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2015/08/05 11:36   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

今年の春先に2度目のテレビドラマ化されたダニエル・キイス著『アルジャーノンに花束を』。
読んだのは、20年近く前のこと。
先日、都心へ出た際に、レンタルショップで初映画化の『まごころを君に』を見つけたので、レンタルして鑑賞することにしました。
(DVDタイトルは原作どおり『アルジャーノンに花束を』になっていましたが)
さて、映画。

スーツ姿で小さな子供たちとブランコに興じるチャーリー・ゴードン(クリフ・ロバートソン)。

彼は知的障碍があり、パン屋で働いているが仲間たちから苛められている。
しかし、チャーリーはそのことにも気づかない。
ただ、チャーリーは真面目で、2年間も夜間学校に通って、字を習っている。
しかし、その綴り字は間違いだらけ。

ストラウス博士とネマー博士は、動物の知能に関する研究を行っており、ある種の手術により知能の発達が飛躍的に進むことを発見した。
ふたりの研究施設で手術を受けたネズミのアルジャーノンと迷路解きの知能検査をして負けたチャーリーは、その手術を受けることを決心する・・・

というハナシで、ほぼ原作どおり(だと思う)。

104分の尺のうち、手術を受けるまでに半分程度割いており、これが実にいい。
それまでのチャーリーの様子を丁寧に描くことで、その後の悲劇が活きてきている。

ここでいう悲劇は、一見成功したかのように見えた手術が「失敗」だったということではない。
「一見成功したかのように見え」ることが悲劇なのだと思う。

知識は増大するが、心は追いついていかない。
そんなアンビバレンスな状態になってしまうことが悲劇なのだ。
(ただし、映画ではそのアンビバレンスな状態の描き方が少々弱いのだが)

結果として、チャーリーは元の状態に戻ってしまう(それが冒頭のブランコのシーンに繋がる)が、あるがままのチャーリーをキニアン医師(クレア・ブルーム扮演)が受け容れてやさしく見守ってくれるラストは、温かいものを感じました。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

<追記>
この映画の製作は1968年。
ジャンル的にはSFなんでしょう。
スプリットスクリーン(画面分割)などを多用した演出は、SF映画っぽい感じがします。
ディスユートピア(ユートピアと思っていたものがそうではなかった幻滅)の映画でしょうか。



------------------
2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:58本
 外国映画46本(うちDVDなど 7本)
 日本映画12本(うちDVDなど 0本)

旧作:2015年以前の作品:89本
 外国映画74本(うち劇場15本)←カウントアップ
 日本映画15本(うち劇場 4本)
------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『まごころを君に』:あるがままのチャーリーを受け容れて @DVD・レンタル キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる