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zoom RSS 『悪魔の棲む家』:画期的な、ホラーではないドキュメントホラー @DVD

<<   作成日時 : 2015/09/17 22:24   >>

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先に2005年のリメイク版を観てしまったスチュアート・ローゼンバーグ監督の『悪魔の棲む家』。
ここのところ真面目な映画が続いている感があったので、まぁたまにはホラーでも、と思ったのですが・・・
さすがはスチュアート・ローゼンバーグ監督、凡百なホラーとは一線を画した実録映画でした。
さて、映画。

1974年、米国ロングアイランド。
湖近くの一軒家に住む一家の長兄が父母弟妹の4人を惨殺した。
その現場となった一軒家を一年後に近くの夫妻が買い取る。
しかし、その家に移り住んだのち怪異が現われる・・・

というハナシ。
だが、怪異はほとんど現われない。

そもそも原題「THE AMITYVILLE HORROR」というハナシをスチュアート・ローゼンバーグ監督はホラー映画として撮っていないのだ。

たしかにいくつかの不可解なことは起こるのだが、よくよくみれば超常現象ではないと解釈できる。

一家の亭主は、3人の子持ちの年上の奥さんを結婚した。
金銭的に、かなり無理をして買った。
その家で、一家惨殺事件があった。

ありゃ、これだけでも若い亭主にはかなりのストレスだ。

映画では匂わせるだけだが、彼の生業も上手くいっていない。

さらに、家の立地が湖に近くて、いつもジメジメ。

ということで、亭主の健康を害することこの上ないし、精神衛生上よろしくない。
(だって、妻は一向に健康被害もなく、暮らしているのだから)

さらに輪をかけて縁者の宗教家がよろしくない。

近所に住む牧師はこの家に足を踏み入れてから(ハエにまとわりつかれ)体調を崩し、結果、失明してしまう。

うーむ、これって糖尿病+高血圧の失明のような感じ。
なにせ、眼が見えなくなる描写が、天井の聖母像が剝落するっていうんだから、これは網膜剥離だろう。

妻の伯母の修道女にしても噂を聞き、感が過ぎたとしか思えない。

というように、この映画の描きかたはほとんどホラーの対局にあるような描きかたなのだ。

だから、この映画、ホラーとしては怖くない。
でも、ドキュドラマとしては、かなり怖い。

ちょっとしたことで、どんどんと人間は、他の人に理解できないような情況に陥っていく。
それが怖い。
スチュアート・ローゼンバーグ監督は、製作者から原作を与えられて、ホラー映画を撮れ、といわれたのだろうが、原作に「こういう状況しか書かれてません」として、事実を積み重ねる映画を撮ったのだろうと思う。

この映画の面白いところは、このドキュメンタリー性にあるのだと思います。

映画として怖くはないが、評価は★★★☆(3つ半)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:79本
 外国映画59本(うちDVDなど11本)
 日本映画20本(うちDVDなど 4本)

旧作:2015年以前の作品:105本
 外国映画86本(うち劇場15本)←カウントアップ
 日本映画19本(うち劇場 5本)
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