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zoom RSS 『GONINサーガ』:どしゃ降りの中で繰り広げられる流血流血 @試写会

<<   作成日時 : 2015/09/20 09:58   >>

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石井隆監督の1995年作品『GONIN』の続編『GONINサーガ』、試写会で鑑賞しました。
1996年に『GONIN2』が製作されているけれど、これは女性5人の物語で、物語的には繋がっておらず、本作は物語的に前作からのつづきとなっています。
前作は公開当時に観たっきりなので、ハナシはほとんど忘れていたので、この映画を観る前は「大丈夫かしらん」と心配だったのだけれど、前作のエピソードがカットバックで挿入されるので、まぁ前作を観ていなくても大丈夫なつくりにはなっていました。
さて、映画。

前作の五人組による「五誠会系大越組襲撃事件」から19年。
事件の際、命を落とした大越組若頭・久松(鶴見辰吾)は、組長を守れずに逃げたと本部幹部の判断によって死後に破門されていた。
久松の息子・勇人(東出昌大)は、スナックを営む母(井上晴美)を支えて細々と暮らしていた。

勇人と幼馴染の、故・大越組長(永島敏行)の息子・大輔(桐谷健太)は、五誠会の三代目・誠司(安藤政信)のボディーガードをしながら組の再興を夢見ていたが、実際は飼い殺しの身だった。

そんなある日、事件を調べているルポライターを名乗る男(柄本佑)が勇人の母の前に現われ、事件の詳細を告げたことで、勇人と大輔には五誠会への復讐心が目覚めていく・・・

というハナシ。

まぁ、なんとも歳月を経た因縁噺だこと。
その因縁噺は、途中までは破綻しておらず(と、いっても大輔の立場はちょっと常識的ではないのだが)、ストーリーがどうなるのかしらん、と興味を抱いて観ていける。

ここへ五誠会の三代目に囲われた麻美(土屋アンナ)が絡み、彼女の荒々しいキャラクターの助けもあって、かなり面白く観ていられた。

だが、かつての事件の焼き直しのような襲撃事件と、それに続く組のヒットマン明神(竹中直人)の登場、さらに事件の生き残りの悪徳刑事・氷頭(根津甚八)が事件に絡みだしてからは、ストーリーがかなり無茶になってしまう。
それを補うのが、石井隆の演出なのだが、これが好きか嫌いかで、この映画の好き嫌いは分かれるでしょう。

とにかく、全編、どしゃ降りの雨。
クライマックスの室内シーンにまでも、スプリンクラーで水浸しにしてしまうという念の入れよう。
さらには、流血、流血、流血で全滅殲滅の場面が続くなか、主要な人物はなぜか生き延びて、その流血に輪をかける。

あまりに過剰。
そこまでしなくても・・・の雰囲気。

でも、これが石井隆節。
さぁ、好きか、どうだ、嫌いか。

出演陣では土屋アンナの凶暴振りが群を抜いているし、安藤政信も板についた悪漢ぶり。
これに比べると、当初ものがたりの中心と思われた東出昌大が、キャラクターの書き込み不足で、線が細く、映画を支え切れておらず、残念。

129分とかなりの長尺ですが、石井隆の世界は堪能満喫しました。

作品的には前作の方が断然上とみて、評価は★★★(3つ)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:80本
 外国映画59本(うちDVDなど11本)
 日本映画21本(うちDVDなど 4本)←カウントアップ

旧作:2015年以前の作品:106本
 外国映画87本(うち劇場15本)
 日本映画19本(うち劇場 5本)
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