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zoom RSS 『サヨナラの代わりに』:近頃の難病映画は生きている時のことを描くのさ @試写会

<<   作成日時 : 2015/10/23 20:55   >>

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ヒラリー・スワンクがALS(筋委縮側索硬化症)を発症した女性を演じる『サヨナラの代わりに』、試写会で鑑賞しました。
ポスター等のデザインでは、車椅子にに乗った彼女を後ろから支える若い女性(エミー・ロッサム)の姿があることから、なんとなく『最強のふたり』をイメージします。
どんな感じの映画なのかしらんと思いつつ・・・
さて、映画。

夫とともに裕福な暮らしをしているピアニストのケイト(ヒラリー・スワンク)。
35歳の誕生日に、ピアノを弾いたとき体調の異変に気づく。
思ったように手指が動かいないのだ。
調べてみると、ALSであることが判明する。
夫エヴァン(ジョシュ・デュアメル)は、ケイトに経験豊富な介護人をつけるが、彼女は自分の意思が介護人に通じないとして、夫の人選を拒否する。
ある日、介護人に応募してきた女子大生ベック(エミー・ロッサム)が、少々無軌道で自堕落ではあるものの、ケイトの主張を受け容れてくれるくれることから、ケイトは彼女を雇うことを夫に懇願し、ベックはケイトの介護をすることとなる。
介護など経験したことのないベックであったが、ケイトといつしか心が通じ合うようになる・・・

というハナシ。

ふむふむふむ、難病もの映画も最近は変化しているのでありまして、主人公が死んじゃうことで涙を絞るということはよしたようです。
この映画もそのとおり。

早くに、ケイトの病気がALSであり、克服困難な病気であることを告げます。

つまり、残された時間をどのように生きるか、その時間で、登場人物のだれが新しい人生のキッカケを得るか、ということに焦点が置かれます。

映画では、少々無軌道で自堕落で男癖が悪いベックが変化していくわけですが、親密になっていく過程がちょっと類型的かしらん。
女子大生にしてはとうが経ったエミー・ロッサムが演じているのも、いささか作り物めいてしまっている。

そこを補うのが、ヒラリー・スワンクの演技。
アカデミー主演女優賞を得た『ミリオンダラー・ベイビー』を髣髴とさせる(もしくは凌駕する)ような演技で、その日増しに衰えていくさまは心に突き刺さる。
後半、もう手の施しようがない段になってからは、先の作品以上の決意も感じさせます。

また、同じALSを患った黒人女性夫婦との交流なども途中描いており、残された時間をどのように充実させるのかのも巧みに描いています。

ただし、そのような生きる力を前面に押し出しているので、本来ならばもっと悲壮感があるのではないかと思われる描写が少ないあたり、米国メジャー作品でないにも係わらず、少々エンタテインメントに寄っちゃったかな、とも感じました。

とはいえ、ヒラリー・スワンクのファンでもあり、見どころも多いので、評価は★★★☆(3つ半)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:94本
 外国映画68本(うちDVDなど14本)←カウントアップ
 日本映画26本(うちDVDなど 4本)

旧作:2015年以前の作品:111本
 外国映画91本(うち劇場15本)
 日本映画20本(うち劇場 5本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
映画だから現実よりきれいすぎるきらいはあるが、病人の辛さはよく出ていたのではないかな。
おすもうさん
2015/11/30 15:23

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