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zoom RSS 『白い沈黙』:社会の暗部を描き、カタルシスの少ない映画 @ロードショウ・単館系

<<   作成日時 : 2015/10/27 23:44   >>

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前作『デビルズ・ノット』で米国の暗部を描いたアトム・エゴヤン監督の新作『白い沈黙』。
今回は、ホームグラウンドのカナダを舞台にして、児童誘拐・監禁をモチーフに、社会の闇をサスペンスフルに描いた作品。
前作のコリン・ファース、リース・ウィザースプーンと比べると、小振りなキャストだけれど・・・
さて、映画。

マシュー・レイン(ライアン・レイノルズ)は造園業を営んでいるが、生活は汲々している。
妻のティナはホテルのメイドとして働き、9歳になる娘のキャスのアイススケートが上達するのが唯一の楽しみ。
ある日、娘のスケート練習の帰りに立ち寄ったダイナーで、すこし目を離した隙に、キャスが行方不明となってしまう。
女性刑事のダンロップ(ロザリオ・ドーソン)は真摯に対応してくれるが、相棒の男性刑事はマシューに疑いの目を向ける。
それから、8年。
警察は、キャスの生存の痕跡をネットのとあるサイトで見つけるが、それは児童誘拐組織の入口だった・・・

というハナシ。

原題「THE CAPTIVE」は、そのものずばり「監禁」。

誘拐してきた児童を監禁し、その様子をネットで流し、さらには被害に苦しむ両親の様子さえも盗撮してネットに流す。
そんなことが行われていることが、映画では描かれる。
なんともはや、おぞましい、鬼畜な行為であろうか。

映画は、現在と8年前とを時制を行き来して描いていくので、ちょっと気を抜くと何が何だか分からなくなる。
そして、行方不明になったキャスが生きているのは、割と早い段階で描かれるので、サスペンス映画としてはちょっと気勢がそがれるかも。

しかし、映画が進むうちに明らかになる誘拐組織の行為は、ほんとうにおぞましい。
たぶん、この映画の狙いは、ここなんだろう。

だから、組織の全貌そのものも描かれないし、悪をやっつけたというようなカタルシスもない。
ただし、社会の暗部を描いたとしても、最後まで不気味だった『デビルズ・ノット』の方を上に採ります。

今回はアトム・エゴヤンが原案と脚本(共同)を兼ねているので、映画自体が少々混乱気味になったのでしょう。

評価は★★★(3つ)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:96本
 外国映画70本(うちDVDなど14本)←カウントアップ
 日本映画26本(うちDVDなど 4本)

旧作:2015年以前の作品:114本
 外国映画92本(うち劇場15本)
 日本映画22本(うち劇場 7本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
社会の暗部の恐ろしさがもうひとつ伝わってきませんでした。期待していたのですが、少しがっかり。
ぷ〜太郎
2015/11/30 15:21

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