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zoom RSS 『ボクは坊さん。』:未熟なものが成長していく王道ストーリー @試写会

<<   作成日時 : 2015/10/11 18:11   >>

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伊藤淳史が職業としての坊主になるというハナシの『ボクは坊さん。』、試写会で鑑賞しました。
観たことはないけれど、爆笑問題が坊さんたちを集めたバラエティをテレビでもやっているし、坊さんブームなのかしらん。
映画ファンとしては、坊主映画=本木雅弘主演『ファンシイダンス』というイメージがあるけれど。
さて、映画。

白方進(伊藤淳史)は、四国八十八箇所お遍路の札所のひとつのお寺の跡取り。
現住所職は祖父で、父は婿養子(らしい)。
なので、僧侶としての修業はしていない。
進は、高野山大学で勉強して僧侶の資格を得たものの、僧侶になる踏ん切りがつかずに、実家である寺から近隣の本屋に勤めている。
ある日、祖父が倒れ、寺の跡取りがいなくなったことから、住職になることを決心したものの、駆け出し坊主には住職は務まらない・・・

というハナシ。

坊主という世界を舞台にしているが、未熟なものが成長していくという映画では王道ストーリー。

全体としては悪くない。
悪くないんだけれど、どういえばいいのか、「あ、なんだか、テレビドラマのプロローグ」みたいに思っちゃう。

主人公が踏ん切りをつけるキッカケはふたつあって、ひとつは現住職の死去。
でも、よく考えれば、主人公は高野山大学で勉強しているわけで、ちょっと一般人の生活をしてみたかった、というあたりの葛藤が希薄。
まぁ、モラトリアムには理由なんていらないのだけれどね。

で、主人公が踏ん切りをつけるもうひとつは、幼馴染の女性が、出産と同時に意識不明・昏睡に陥ってしまうとこと。
当初は、大学で学んだ内容から、この件について頭で理解しているけれども、彼女の夫が離婚を申し出るあたりから、頭での理解以上の「実践」に踏み切っていく。

このあたり、ちょっと映画としてハナシをつくりすぎではありますまいか、と思うのだけれど、ドラマ的には悪くない。

すなわち、「理解」と「実践」は異なる。
実践してこそ、理解していたことが活かされる。
そうして、成長していくわけだ。

イッセー尾形扮する檀家の長老が、ことあるごとにこの若い住職を遠目(ときには近く)からみて、進言・忠告めいたことをいうのだけれど、終盤の主人公の実践で、その言も活きてくる。

こう考えると、おやおや、映画としても、そこそこ巧いのかなぁ。
まぁ、ちょっと過剰な音楽がテレビドラマ的なんだけれども、いい出来かもしれません。

ということで、主人公の今後も観たいなぁと思うので、評価は★★★☆(3つ半)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:89本
 外国映画64本(うちDVDなど11本)
 日本映画25本(うちDVDなど 4本)←カウントアップ

旧作:2015年以前の作品:111本
 外国映画91本(うち劇場15本)
 日本映画20本(うち劇場 5本)
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
毒にも、さりとてあまり薬にもならない作品かもしれませんが、嫌味がなくさらっと観れるこういう作品はすきですね。
でも、扉をあけたら坊さんばかりの居酒屋には、行きたくないような、怖いもの見たさで行ってみたいような・・・・。
おすもうさん
2015/10/26 18:22
おすもうさん、コメントありがとう。
おぉ、坊さんばかりの居酒屋・・・行ってみたいような、行きたくないような。
吉田類さんには、是非とも行ってほしいところですけど。
りゃんひさ
2015/10/26 22:05

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