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zoom RSS 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』:原点回帰の冒険譚と因縁噺 @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2015/12/20 22:54   >>

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、ロードショウで鑑賞しました。
第1作『スター・ウォーズ』が1977年製作(日本公開は翌年夏)、第3作『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』が1983年製作だから、続編としては32年ぶりですね。
1999年の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』からの3作は前日譚で、続編ではありません。
第1作がヒットした後にジョージ・ルーカスが漏らした妄想とも希望ともいえる「三世代からなる合計九部作」の一言の最終章の幕開けとなるわけで、期待しないわけにはいきません。
ただし、気になるのは今回の三部作にジョージ・ルーカスが直接加わっていないこと。
製作の中心はスティーヴン・スピルバーグの諸作の製作を務めたキャスリーン・ケネディ
脚本には『帝国の逆襲』『ジェダイの復讐』のローレンス・カスダンが加わっているので、まずはひと安心。
前置きはここいらで、さて、映画。

『ジェダイの復讐』の物語から30年。
帝国軍は一旦は解散したものの、ファーストオーダーと名を変え、フォースの暗黒面と組織的軍事力により、惑星連合を掌中に収めようとしていた。
レイア・オーガナ将軍が率いるレジスタンス(旧呼称・反乱軍)は、惑星連合と手を組み、ファーストオーダーに対抗していた。
一方、ルーク・スカイウォーカーは新たなジェダイ騎士軍をつくるべく若い騎士たちを集めていたが、ある者の謀反によりその計画は水泡に帰し、ルーク自身は行方をくらませていた。
ファーストオーダー、レジスタンス双方とも、ルークの居場所を突き止め、自身の勢力に引き入れようとしていたが・・・

というのが、オープニングの宇宙彼方に消えていく前説の内容。

巻頭早々、ジョン・ウィリアムズが指揮する「スター・ウォーズ」のテーマ曲が流れ、一気にスター・ウォーズの世界に引き込まれてしまう。
そうそう、この感じ、この感じ。
いまから冒険物語が始まりますよ!の高らかな宣言。
前説も短く、わかりやすい。

つまり、この映画の肝は善悪どちらが早くルーク(の居場所を示した地図)を手中にできるか、というハナシで、ヒッチコック監督がよよく言う「マクガフィン」を巡る冒険譚なのだ。

冒険譚、これがスター・ウォーズの一方の本流ならば、もう一方は『帝国の逆襲』のクライマックスから始まった「因縁噺」。
親と子の確執。
その確執が招く善悪それぞれの決断と、国盗物語。

この冒険譚・因縁噺の両方が上手く噛みあうことがスター・ウォーズの的な面白さなのだ。
そして、冒険譚・因縁噺・国盗物語の三題が揃えば、自ずとそのストーリーは定型化されてしまうが、講談や落語や昔話の類は、同じような話を繰り返されても(いや、繰り返すことで)面白さは減ずることなく増大する。

さすれば、この『フォースの覚醒』、初期三部作と話の展開が似通えば似通うほど、かえって面白くなるというもの。
脚本のローレンス・カスダンは、そこのところをわかって、このようなストーリーとしたのだろう。
ただし、初期三部作では三作かけてゆっくりとした語り口だったものが、テレビ出身のJ・J・エイブラムス監督と共同脚本のマイケル・アーントが性急な展開にしてしまったのは、少々残念なところ。
もう少し鷹揚に構えても良かったのだけれど。

新悪役のカイロ・レンが(出自等の複雑な事情があるにせよ)あまり強そうでないところや、終盤の新デススター攻略戦の様子が判りづらいなど、少し瑕はあるけれど、映画的には満足満足。
次のエピソード8及び9も期待できそう。

評価は★★★★(4つ)としておきます。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:126本
 外国映画90本(うちDVDなど19本)←カウントアップ
 日本映画36本(うちDVDなど 7本)

旧作:2015年以前の作品:125本
 外国映画102本(うち劇場18本)
 日本映画 23本(うち劇場 8本)
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内 容 ニックネーム/日時
SF宇宙ものの中では一番好きなシリーズです。でも世代的には違うのでそれ程熱くはなれませんが・・。カイロ・レンがもっと美形であればと思うだけです。
ぷ〜太郎
2016/03/29 01:57

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