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zoom RSS 『Dr. M/ドクトル・エム』:フリッツ・ラングに捧ぐシャブロル映画 @VHS

<<   作成日時 : 2015/12/03 15:46   >>

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1990年にクロード・シャブロルが監督した『Dr. M/ドクトル・エム』をVHSで鑑賞しました。
フリッツ・ラング監督の『ドクトル・マブゼ』を着想を得たという作品で、日本では劇場未公開、DVD化もされていません。
さて、映画。

1980年代後半のドイツ・ベルリン。
巷では自殺病なる病が蔓延している。
日に何人もの自殺者が出るというありさまだ。

一方、そのような市中に嫌気をさした市民たちは、安らぎを求めて海外を訪れたいという風潮が高くなっている。
中でも人気なのは、中東砂漠のリゾート地。
そのリゾート地の広告は市中いたるところで流れている。

そんな中、ひとりの刑事(ジャン・ニクラス)が、自殺者の多くが件のリゾート地を訪れていることに気づく。
広告塔である女性(ジェニファー・ビールス)に近づき、その秘密を探るが・・・

といったハナシ。

背後には、ドクトル・マブゼに相当する深層心理を操る博士件メディア王(アラン・ベイツ)がいるのだが・・・

というハナシはあらすじだけだと面白そうだけれど、映画はいたってツマラナイ。

とにかく、ストーリーテリングに要領を得ない。

映画の眼目は、まだ崩れていないベルリンの壁の東西で不明の自殺者が相次ぎ、その原因が政治的なものでなく、神経的なものであるというところのはずだが、東西ドイツの立ち位置もよく判らず、悪人の博士が犯罪を犯す理由もよく判らない。
まぁ、犯行原因は、博士の異常心理(ひとの死により生命活動を得る、という不可思議なもの)なんだけれど、どうも薄っぺらい。
フリッツ・ラングの映画に敬意を表した以外に、舞台をドイツにする理由も感じられないし。

というわけで、題材は面白そうだけれど、出来た映画は凡作。

評価は★★(2つ)としておきます。

<追記>
クロード・シャブロル監督は、この映画の2年前にイザベル・ユペール『主婦マリーがしたこと』を撮っており、ロードショウ時に観ました。
なかなかの秀作だったと記憶しているのですが、前後にパトリシア・ハイスミスやルース・レンデルを原作としたスリラーも多く撮っています。
ちょっと再鑑賞してもいいかなぁと思っていた監督なのですが、どうも冴えないような感じもしますね。
なお、『いとこ同志』でヌーヴェル・ヴァーグの旗手と謳われていたのですが、うーむ、どう評価していいか難しい監督です。
付け加えると、アンドリュー・マッカーシーが殺し役でホンの少しだけ登場します。
同年にシャブロル監督の『クリシーの静かな日々』に主演しているので、その合間に友情出演したということでしょうかね。



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2015年映画鑑賞記録

新作:2015年度作品:118本
 外国映画85本(うちDVDなど18本)
 日本映画33本(うちDVDなど 7本)

旧作:2015年以前の作品:121本
 外国映画98本(うち劇場18本)←カウントアップ
 日本映画23本(うち劇場 8本)
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