キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『キングス&クイーン』:時制や場所を自由に行き来するデプレシャン魔術 @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2016/01/17 11:41   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 1

画像

年末に観たアルノー・デプレシャン監督の『あの頃エッフェル塔の下で』と年頭に観たエマニュエル・ドゥヴォス主演の『ヴィオレット ある作家の肖像』。
どちらもここのところ気になっている監督と女優さん。
ふたりのコンビ作品、結構見逃している作品が多いんだけれど、近所のレンタルショップには在庫がなく、さてどうしようかしらんとおもっていたところ、隣街のショップにはこの映画の在庫があることを発見。
ということで鑑賞したのが『キングス&クイーン
さて、映画。

2回の離婚歴のある35歳のノラ(エマニュエル・ドゥヴォス)は画廊店主。
彼女はまもなくジャン・ジャックと3度目の結婚を控えているが、最初の夫との間にできた息子・エリアスは彼に懐かない。
小説家である父親の誕生日にアンティーク版画の小品を贈ることにして父のもとを訪れたところ、父が癌で余命幾ばくもないことが判明。
途方に暮れた彼女に過去の出来事が蘇る・・・

というハナシ。

ノラの物語に、意図せず精神病院に入院させられた彼女の前夫イスマエル(マチュー・アマルリック)が絡んできて、ストーリーを簡潔に説明するのが難しい。

クリスマス・ストーリー』でもそうであったように、アルノー・デプレシャン監督の語り口は、現在と過去と大過去とを縦横無尽に、あたかも意思が自由に駆け巡るかのような語り口が大きな魅力。
時制や場所を自由に行き来することで語られる物語は、かなりの長尺、フツーに描けば、たぶん3時間か4時間かかるのではありますまいか。
自由な省略と場面転換で、2時間30分におさめるのだから、たぶん、この2時間30分というのが、デプレシャン作品にとっての標準的な尺なのだろう。

個性的なエマニュエル・ドゥヴォスの容貌も、この頃は輝いていて、「艶(あで)やか」といってもいいぐらい。
3人の男が彼女の魅力に参ってしまったのも、肯(うなず)ける。

スクリーンの大画面で観たならば、ドゥヴォスの美しさとデプレシャン魔術を堪能できたのに・・・と思うと口惜しい。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。



------------------
2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:3本
 外国映画 3本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 0本(うちDVDなど 0本)

旧作:2016年以前の作品:5本
 外国映画 5本(うち劇場 3本)←カウントアップ
 日本映画 0本(うち劇場 0本)
------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
これを鑑賞した時は、十分理解出来なかったけど面白さは残りました。エマニュエル・ドゥヴォスは綺麗だとは思わず、妙な顔の人だと後々まで思っていました。もう一度、見直す必要がありそうです。
ぷ〜太郎
2016/03/19 17:48

コメントする help

ニックネーム
本 文
『キングス&クイーン』:時制や場所を自由に行き来するデプレシャン魔術 @DVD・レンタル キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる