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zoom RSS 『の・ようなもの のようなもの』:自然な青春落語グラフィティ @ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2016/01/17 16:57   >>

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森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』の続編『の・ようなもの のようなもの』、ロードショウで鑑賞しました。
公開が待ち遠しかった作品です。
なぜなら・・・
エキストラで撮影に参加したから、へへへ。
撮影は2014年の夏。
このままお蔵入りするのではありますまいか、と結構危惧していたものでした。
さて、映画。

東京・谷中の出船亭一門は、大師匠・志ん扇の13回忌追善一門会の準備中。
ご贔屓衆の女会長(三田佳子)の前で、師匠の志ん米(尾藤イサオ)が、大師匠の死とともに行方をくらませた志ん魚(伊藤克信)のハナシを出したものだからタイヘン。
志ん魚がお気に入りだった会長は、志ん魚を高座に挙げないと援助を打ち切る、と言いだした。
困った一門では、30歳の前座の志ん田(松山ケンイチ)に志ん魚を探し出すよう命じたのであった・・・

というハナシ。

森田芳光が創造したキャラクターをつかって全然別の噺を設えた、続編のようなもの。
これが功を奏した。
ストーリーなどあって無かった『の・ようなもの』を同じスタイルで続編なんぞ作れないし、それこそお蔵入り必至だったろう。

永年、森田組で助監督を務めた杉山泰一が初監督しているが、過去の森田作品の少しだけオマージュを捧げながらも、正統な青春コメディとして成立させている。
巻頭と巻末では『の・ようなもの』と同じようなエピソードを用いているが、巻頭の「カップルが坐っているベンチに、余所者が割り込む」エピソードで、筋の良さが窺い知れる。

オリジナルでは、フレームもカット割りもタイミング悪くて、笑うに笑えないエピソードだったものが、本作では、すんなりクスクス笑えるようになっている。
フレームとカット割りが実に自然なのだ。

翻ってみると、森田芳光監督の特徴は「不自然」。
いわゆる、常識的でないところが目新しかったのだけれど、ともすればギクシャクしていた感があり、コメディではセンスが悪いように感じていました。

それが、この映画では、すんなり「自然」。
なので、前作を知らなくても充分愉しめるし、前作がダメだったひとは愉しめるだろう。
前作が楽しめたひとは・・・フツーに愉しめる。

ということで、オマケも込みで、評価は★★★★(4つ)としておきます。

ただし、劇中、四角四面で面白みに欠けると評される志ん田の落語が上手すぎるのが、気になるところ。
特に銭湯寄席の「初天神」はサワリだけでも上手いのがわかる。
展開上、ここはかなり下手でないと、志ん魚と一緒に生活することで、独特のフラが出てきて面白くなる、という展開が活きてこないからね。

<追記>
で、りゃんひさもバッチリ画面に映っているのを確認。
銭湯寄席のシーンで、画面左上の方で立って見物している観客のひとりです。


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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:4本
 外国映画 3本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 1本(うちDVDなど 0本)←カウントアップ

旧作:2016年以前の作品:5本
 外国映画 5本(うち劇場 3本)
 日本映画 0本(うち劇場 0本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
りゃんひささんを画面で確認致しましたです。結構目立っていましたね。映画はよかったです。森田監督のコメディとは相性が超悪いのですが、杉山監督はセンスがいいのではないですかね。
ぷ〜太郎
2016/03/19 17:51

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