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zoom RSS 『自由が丘で』:時間を解体すると他愛ない話も不思議な気分 @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2016/01/18 11:38   >>

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韓国の異才ホン・サンス監督が加瀬亮と組んだ『自由が丘で』、DVDで鑑賞しました。
ホン・サンス監督作品は10年以上前の特集上映で『カンウォンドの恋』を観て以来。
さて、映画。

年上女性のクォン(ソ・ヨンファ)を追いかけて韓国までやってきたモリ(加瀬亮)。
彼女にはなかなか会えず、何枚にも及ぶ長い手紙を彼女の部屋の前に残して、あとは宿泊先のゲストハウスと近くのカフェで無為に過ごす日々・・・

というハナシ。

劇的なことは起こらない。
カフェ「自由が丘8丁目」の店員ヨンソン(ムン・ソリ)といい仲になったり、ゲストハウスの女主人の甥 サンウォンと飲み歩いたりといった様子が即物的で即興的な演出で繰り広げられるだけ。
ただし、注目すべきは、その語り口。
モリが残してきた手紙をクォンが読むのにあわせて映像になるという趣向だが、その手紙が一度、風に飛ばされて順番がバラバラになっているのがミソ。
劇中、モリが読んでいる「時間」という題の本に書かれている「ぼくらは時間の流れの中で生きているといっているけれど、実は脳が、時間は流れている、と認識しているんじゃないかしらん」ということを映像にしてみたという趣向。

時間を解体して、という手法は面白い。
解体された時間はワンシーン・ワンカットで撮られ、ズームで対象を大写しにする演出も即物的で、この語り口にあっている。

最後の1エピソードは、あれれ、いつのことかしらん、と思っちゃうんだけれど、あれは、クォンが拾い損ねた手紙の1枚、ということなのだろう。
さてさて、あのエピソードは、モリからクォンに伝えられたのかしらん。

評価は★★★(3つ)としておきます。



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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:4本
 外国映画 3本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 1本(うちDVDなど 0本)

旧作:2016年以前の作品:6本
 外国映画 6本(うち劇場 3本)←カウントアップ
 日本映画 0本(うち劇場 0本)
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内 容 ニックネーム/日時
韓国映画は嫌いだけれど、加瀬亮が好きなので観ました。ホン・サンス作品は飄々として他愛もなく、茫洋として捉えどころがない。今回も同様ですが、加瀬亮の雰囲気と合って嫌味なくまとまっていました。拾い物。
ぷ〜太郎
2016/03/19 17:22

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