キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『オマールの壁』:嘘と裏切りの世界で青春は砕け散る @試写会

<<   作成日時 : 2016/03/29 11:46   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

画像

パレスチナ映画『オマールの壁』、試写会で鑑賞しました。
パレスチナの問題は複雑でなかなか理解できないが、その一端でも垣間見れれば、とおもっての鑑賞です。
さて、映画。

パン職人の青年オマール(アダム・バクリ)。
彼は、パレスチナ自治区内に高くそびえる壁を乗り越えていく。
壁の向こうには、兄のように敬愛するタレク(エヤド・ホーラーニ )と彼の妹ナディア(リーム・ルバニ)が暮らしている。
タレクはハマスの一員で、幼馴染のオマールとアムジャッド(サメール・ビシャラット)とともにイスラエル軍に対する襲撃計画を立てていた。

オマールはナディアに恋していた。
アムジャッドもまたナディアに恋していた。

そして、イスラエル軍襲撃の数日後、オマールはイスラエルの秘密警察に捕えられてしまう・・・

というハナシ。
映画は、自由などほとんどないパレスチナでの生活を写していくが、襲撃事件ののちはほとんどサスペンス映画の様相を呈していきます。

収監されたオマールはイスラエル警察の罠にはまり、懲役90年の刑か、それとも警察の協力者になるかを迫られ、ついには協力者の道を選んでしまう。
それは、嘘と裏切りの渦巻く世界に足を踏み入れることとなり、ナディアへの愛情を全うすることが困難な状況となってしまう。

あれれ、なんだかこんな映画は過去にたくさん観たような・・・そんな思いが募ってくる。

第二次大戦下の戦争映画、冷戦下のスパイ映画、それらのジャンル映画とあまり変わらない。
しかし、そんな世界がいまだ世界のあちこちにあるということだ。
この現実は重い。

しかし、映画単体として観て、この映画、どうなんだろうか。
やっぱりジャンル映画にみえてしまう。
この映画、新世界国際劇場や今はなき新橋文化劇場の2本立て・3本立ての1本として紛れ込んでいても不思議はない。
だからジャンル映画であることが悪いというわけではなく、多くのひとに接する機会が増えるためにはジャンル映画であることが重要なのかもしれない。

それでも・・・
もう少しパレスチナ人の生活描写がほしかった。
ここいらあたりが残念。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

画像


------------------
2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:23本
 外国映画17本(うちDVDなど 0本)←カウントアップ
 日本映画 6本(うちDVDなど 1本)

旧作:2016年以前の作品:22本
 外国映画20本(うち劇場 4本)
 日本映画 2本(うち劇場 0本)
------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「オマールの壁」
観るべき作品。「今」のパレスチナ自治区で何が起こっているのかを感じ取る事ができるフィクション。哀しみは、誰も信じる事が出来ない事ではなく、「みんなが嘘を信じて」しまった事に集約される。それ程猜疑心に満ち溢れ、希望が壊され、葬り去られる青春。イスラエル及びパレスチナの歴史的背景は、古代史から連綿と続くものであるが、現代のいわゆるパレスチナ問題は、大雑把に言うとユダヤ人とアラブ人との紛争が焦点となる(もちろんバックには大国の影が見える)。この日本で言えば四国程の大きさの土地に、大戦後イギリスがユダヤ... ...続きを見る
ここなつ映画レビュー
2016/05/18 12:40

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『オマールの壁』:嘘と裏切りの世界で青春は砕け散る @試写会 キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる