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zoom RSS 『ギヴァー 記憶を注ぐ者』:これまで何度も観てきた管理社会脱出SF @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2016/05/13 15:05   >>

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2015年初秋ロードショウのSF映画『ギヴァー 記憶を注ぐ者』、DVDで鑑賞しました。
言っちゃ悪いが、セットレンタルサービス料金の数合わせ的セレクションでした。
でも、かつての名画座2本立てでも、お目当てでない作品に拾い物があったり、ということもあるわけで・・・
さて、映画。

争いがなくなった平和な未来世界。
小さなコロニーでの暮らすひとびとは長老たちから常に見守られ、個性に最適と思われる職業についていた。
いわば没個性の世界。
その世界では、感情も抑制され、過去の歴史も封印されていた。
たった一人の「記憶を受け継ぐもの」だけが、過去の歴史、過去のひとびとの感情を代々受け継いでいた・・・

というハナシ。

まぁ、連綿とつくられ続けてきた「管理社会からの脱出」「似非ユートピアからの脱出」テーマのSF。
そういう意味では目新しいところはない。

けれども、映像や語り口は少々面白い。

没個性の平和世界をモノクロで描き、「記憶を受け継ぐもの」に指名された少年からみた世界には採食を施す。
その色の付け方が淡いトーンから鮮やかなトーンへと変化していく。
過去にモノクロ世界からカラー世界へのハナシといえば、『カラー・オブ・ハート』や『カイロの紫のバラ』あたりを思い出す。

もうひとつは、ほとんどアクションシーンらしいものがない語り口。
老齢の「記憶を受け継ぐもの」(タイトルのギヴァー、ジェフ・ブリッジス扮演)から、若い「記憶を受け継ぐもの」(レシーバーと呼ばれる、ブレントン・スウェイツ扮演)へと過去の歴史、過去の記憶を引き継ぐシーンがかなりの尺を占めている。
ここで引き継がれる過去の映像は、これまでのニュース映像などのフッテージが使用されており、製作費は安く上がったんだろうなぁと想像に難くない。

後半は、記憶のバウンダリーと呼ばれるコロニーの境界線へ向けての、若い「記憶を受け継ぐもの」とさらに若い「記憶を受け継ぐもの」(能力を有する赤ん坊だ)との脱出劇だけれど、ここいらはほとんどハラハラしない。
ま、結果は判り切っているのでハラハラしないわけだ。

ハナシ的には定石的だけれど、わるくない部類。
なんだけれども、どうにも底が浅くて、関心を惹かない。

たぶん、感情を抑制された没個性世界の描きかただったり、そんな世界で努める「記憶を受け継ぐもの」の役割だとかがあまり描かれていないので、「あ、そう。ふーん」っていうレベルで漫然と観る羽目になってしまうから。

評価は★★☆(2つ半)としておきます。

<追記>
原作は三部作の児童文学だそうな。



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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:33本
 外国映画24本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 9本(うちDVDなど 1本)

旧作:2016年以前の作品:39本
 外国映画33本(うち劇場 7本)←カウントアップ
 日本映画 6本(うち劇場 0本)
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
設定が面白そうだったので観たんだけど、かなりガッカリ。あまりに薄っぺらい作品。安直すぎる・・・。
おすもうさん
2016/07/19 15:59

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