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zoom RSS 『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』:登場人物に対する厳しい眼 @DVD

<<   作成日時 : 2016/05/25 00:08   >>

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レンタルもいいけれど、買い置きDVDが溜まってきたので、少しずつでも観ておかねば!
ということでセレクションしたのが、これ『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』。
『アバウト・シュミット』『サイドウェイ』などのアレクサンダー・ペイン監督のデビュー作(1999年製作)で、主演はマシュー・ブロデリックとリース・ウィザースプーン。
さて、映画。

米国ネブラスカ州オマハの男女共学の高校。
3年生のトレイシー(リース・ウィザースプーン)は勉学にも励み、学級活動もクラブ活動にも精を出す上昇志向の強い優等生女子学生。
彼女は今度、生徒会長の選挙に出馬した。
対抗はおらず、ほぼ当選確実。
しかし、生徒会担当のマキャリスター先生(マシュー・ブロデリック)は、自身の小市民的性格からかトレイシーが気に食わない。
というのも、同僚の教師がトレイシーとただならぬ仲になったために、解雇・離婚の憂き目にあってしまったから。
生徒会でトレイシーとは一緒になりたくない、という思いから、フットボール部主将で現在は脚の骨折治療中で活動できないポール(クリス・クライン)を対抗馬に担ぎ出すことにした。
ここへポールの妹で同性愛者かつはみ出し者のタミー(ジェシカ・キャンベル)が絡んできたので、選挙戦はややこしくなってくる・・・

というハナシ。

原題は「Election」。
ずばり、選挙のことで、高校の生徒会長選挙を指しており、白熱した選挙の様子を描く映画かと思いきや、どうもそうではない。

あまりに強烈なトレイシーの上昇志向ぶりを皮肉るのと同時に、マキャリスター先生の小市民ぶりも笑っちゃおう、という映画のようだ。
比重としてはマキャリスター先生に置かれており、彼はその後、元同僚の別れた妻とただならぬ仲になっちゃって気が動転してしまうし、トレイシー憎しから選挙不正までやってしまう。

うーむ、この小市民ぶりは、心底から笑えるのかしらん。
これを笑っちゃうと「天に唾する」みたいになっちゃいそうで、笑うに笑えない。

じゃあ、トレイシーの上昇志向ぶりを笑えるのかというと、これも笑うに笑えない。
上昇志向の奥底に、ひとり親家庭で、それほどのお金持ちでもないという設定があり、上昇志向の原点には、他人から認められたいという承認欲求があるからだ。
これもまた、笑っちゃうと「天に唾する」みたいになっちゃいそう。
(ちなみに、トレイシーの母親役はコリーン・キャンプ

まぁ、いつも茫洋としていて、どこからみてもお坊ちゃんなポールや、彼の妹のタミーについては少々他人事ってところがあるので笑えるけれど。
いちばん可笑しいのは、いつもヌボーっとしているポールが結局いちばん幸せそうなこと。
この皮肉がいちばん笑えたかも。

ということで、この映画、登場人物に対する観察眼が少々厳しくて、なんだか温かみに欠けてるような気がして、やっぱりどうも笑えないんだよなぁ。

とはいえ、ツマラナイわけではない。

アレクサンダー・ペイン監督らしいデビュー作でした。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。



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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:36本
 外国映画26本(うちDVDなど 0本)
 日本映画10本(うちDVDなど 1本)

旧作:2016年以前の作品:48本
 外国映画40本(うち劇場 8本)←カウントアップ
 日本映画 8本(うち劇場 2本)
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