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zoom RSS 『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』:手練の金子監督による異色娯楽ミステリー@ロードショウ・シネコン

<<   作成日時 : 2016/05/09 00:33   >>

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野村萬斎主演の異色ミステリー『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』、ロードショウで鑑賞しました。
残留思念と呼ばれる物や場所に残る人間の記憶を読み取れる特殊能力をもつ男が主人公。
通常の、優れた観察眼・推理力をもつ男によるミステリーでないところが異色たる所以。
古沢良太の脚本を、平成ガメラシリーズの金子修介が監督しました。
さて、映画。

ピアノコンクールを目指している高校生少女・亜美(杉咲花)。
彼女の先生・沢村雪絵(木村文乃)がある日行方不明になってしまった。
事件に巻き込まれた可能性はあるが、成人女性の失踪に警察は動いてくれない。
二進も三進もいかなくて、亜美は、雪絵がその特殊能力を信じていた元お笑いコンビに、雪絵捜索の依頼をすることにした・・・

というハナシ。
その元お笑いコンビが、野村萬斎扮する仙石和彦と、宮迫博之扮する丸山竜司ということ。

先に書いたように、残留思念を読む特殊能力という超常能力の描くのに、脚本も演出もかなり丁寧に進めている。
特に、特殊能力を用いてお笑いを演じていたが、その能力は自分の都合の良いようには扱えないだとか、常に読み取れるのではないとか、読み取った思念が協力であればあるほど精神的ダメージが大きいだとか、そんなあたりを丁寧にみせていきます。

ここいらあたりをおざなりにしてしまうと、映画の世界観(いわゆる「嘘」)が崩れてしまうので、ちょっとチンタラしてるのではありますまいか、と思うほどなんだけど、この前半は評価したい。
また、簡潔にではあるが、仙石の口から、読み取る仕組みはこうなっている、と説明させて、後半のミスリードの布石にしているあたりも上手い。

物証物証で謎の核心に迫る通常のミステリーと異なり、被害者の思念を読むのだから、犯人の姿はみているはず。
ならば、ミステリーとしては、すぐに謎がわかってしまうのではないか、という予想を覆す展開も、前半の布石が効いているから。

なので、謎が詳(つまび)らかになるあたりまでは面白く観ていられるのだけれど、その謎が明らかになった後が少々「泣かせ」が入りすぎて湿っぽい。
これは、古沢良太脚本の悪い癖が少々出たかもしれない。

とはいえ、かなり面白く観れましたよ。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:33本
 外国映画24本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 9本(うちDVDなど 1本)←カウントアップ

旧作:2016年以前の作品:36本
 外国映画30本(うち劇場 7本)
 日本映画 6本(うち劇場 0本)
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