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zoom RSS 『アデライン、100年目の恋』:むかしむかし・・・めでたし、めでたし @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2016/06/24 15:56   >>

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昨秋ロードショウの『アデライン、100年目の恋』、DVDで鑑賞しました。
主演のブレイク・ライヴリーという女優さんは知らないけれど、全米ドラマで人気のひとらしい。
ふとしたきっかけで歳を取らなくなった女性の物語。
ちょっと設定は違うけれど、ブラッド・ピット主演の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を思い出す。
さて、映画。

1908年生まれのアデライン・ボウマン(ブレイク・ライヴリー)は21歳で結婚し、一女をもうけた。
建築技師の夫は、金門橋建設時の事故で他界してしまった。
数十年ぶりに雪の降ったある日、アデラインは交通事故に遭い、低体温症と落雷の影響により、それから歳を取らなくなってしまった。
奇妙な体質になった彼女は、政府から目をつけられる破目となり、結局、それから18年後、娘とも別れて各地を転々とするようになった。
爾来、80年。
娘(エレン・バースティン)も年老いたあるころ、ジェシーと名を変えたアデラインは一人の男性と出逢う。
彼は、40年前に熱烈に愛した男性(ハリソン・フォード)の息子だった・・・

というハナシ。

数奇な運命の女性を主人公にした物語だが、100年という「時代」を描く映画ではなく、あくまでもファンタジー、おとぎばなしの変型に過ぎない。
魔女の呪いで眠りについたプリンセスが、王子の真実の愛(または、くちづけ)により目覚める、というアレ。

とすると、この映画を興味深く観客の関心を離さない役割は王子の役どころのはずだけれど、相手役のミキール・ハースマンがなんとも魅力に欠ける。
なので、過去の最愛の男性ハリソン・フォードが出てきてからのほうが面白くなるといった次第だが、40年前に別れた女性が、当時の姿で出現し、結婚をしている男の夫婦関係がややこしくなるというのは、この後、注目作『さざなみ』を観ているものだから、分が悪い。
分が悪いもなにも、初老の夫婦関係を描くのが主体ではないので、描きかたも常識的で、後半の面白さはほぼほぼハリソン・フォードに因るところが大きい。
アクション俳優として名を馳せる彼だが、ミステリアスなドラマ『ランダム・ハーツ』などでは、ほとんど彼の魅力で保っていたように記憶している。

で、終盤、アデラインの停まっていた時間は再び動き出すのだけれど、ここいらあたりはかなり甘ったるい。
甘ったるい原因は、若い青年がみせる(はずの)「真実の愛」がほとんど描かれていないことと、おとぎばなし特有の残酷さがないせいである。
すくなくともどちらかがないと、ハナシとしては締まらない。

「真実の愛」パターンとしては、事故後にアデラインの時は動き出すものの昏睡に陥いり、10数年後に目覚めたときに「年老いた青年」が目の前にいるとか、
「残酷なおとぎばなし」パターンでは、同じく事故後、時の動き出したアデラインは、停まっていた時間の記憶を一切失っているが、青年との愛がそこから始まるとか、そんな感じである。

まぁ、そんな矯(た)めつ眇(すが)めつして、底意地悪い物語にしたならば、多くの観客からそっぽを向かれるのは必至ではあるけれど。

評価は★★★(3つ)としておきます。



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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:45本
 外国映画30本(うちDVDなど 0本)
 日本映画15本(うちDVDなど 1本)

旧作:2016年以前の作品:58本
 外国映画47本(うち劇場 9本)←カウントアップ
 日本映画11本(うち劇場 4本)
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
歳をとらない方がいいと人は思うが、そんないいことばかりではない、かえって苦労するんだね。バンパイアと同じ。なんか「ポーの一族」を思い出した。
おすもうさん
2016/07/11 15:53
おすもうさん、コメントありがとうございます。
歳はとりたくないが、とらないと一苦労。
喜びも悲しみも幾歳月であります。
りゃんひさ
2016/07/11 22:03

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