キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど

アクセスカウンタ

zoom RSS 『ライアの祈り』:八戸は縄文文化の街 @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2016/06/29 23:22   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

昨年初夏ロードショウの『ライアの祈り』、DVDで鑑賞しました。
「ライア」って何だ? というのが素朴な疑問。
鈴木杏樹と宇梶剛士が主演の地味な映画で、青森県の八戸が舞台。
まぁ、町興し映画のひとつなんでしょうが、鑑賞動機は先ごろ八戸に旅行し、旅先で、この映画の看板やらポスターなどを観て、さてどんな映画かしらん、と興味を持ったから。
さて、映画。

大森桃子(鈴木杏樹)はバツイチのアラフォー女性。
これまで住んでいた弘前から、同じ県内の八戸に移ってきた。
仕事先の後輩・宮内桜(武田梨奈)に誘われて出かけた日本酒の新酒発表に託(かこつ)けた合コンパーティの席で、佐久間五郎(宇梶剛士)という朴訥な四十男と出逢う。
彼は、市の遺跡発掘調査員で、専門は縄文時代。
その風貌から、クマゴロウとあだ名されている・・・

というハナシは、その後、中年男女のもどかしい恋愛を描いていく。

人間も四十年も生きてくると、いろいろな過去がある。
桃子は、不妊を理由に離縁され、妊娠できない体質であることに負い目を感じている。
五郎は、不器用な性格からか、これまで恋愛沙汰には疎く、いまだ独り。
唯一の肉親である母親は、先の東日本大震災を境にして、認知症が進んでしまった。
その上、震災の日は海外調査で、呑気に原住民と踊っていたことに負い目を感じている(ことが終盤になって判る)。

なので、こういう負い目を感じている男女の仲を、淡々と描くという手もあっただろうが、縄文時代という遠い過去をキーワードにして、ちょっと手を広げ過ぎて、映画自体はかなり散漫になってしまった。
さらには、町興し映画という性格もあるので、市内の風光明媚な土地(ウミネコの営巣地である蕪島種差海岸など)を紹介したり、八戸市内の街中を雰囲気よく撮ったりと、そこいらあたりは魅力的に描かれているが、散漫さに輪をかけてしまった。

八戸の目玉は縄文遺跡で、市の文化施設である是川縄文館(五郎の職場でもある)や遺跡発掘の様子などは、かなり丹念に描かれていて、興味深い。
ポスターやDVDパッケージにある縄文土偶は「合掌土偶」といって、国の重要文化財でもある。

で、『ライアの祈り』というタイトルは、この土偶が祈っているようにみえることからの連想で付けられたタイトルだろうが、「ライア」はこの土偶の名前ではなく、桃子が夢に見、そして書き始める小説の主人公の名前。
しかし、その書き始めた小説が完成したのかどうかは描かれておらず、そこいらあたりも散漫さを印象付けている。

とはいえ、それほど悪いハナシでもないし、街の魅力は伝わってくるし、主演のふたりも憎めないので、まぁ、町興し映画としては合格かな。

評価は★★★(3つ)としておきます。



<オマケに旅行で撮った写真を>
蕪島〜種差海岸
画像

画像

画像

画像


是川縄文館と復元した縄文時代の住居、発掘現場の説明書き
画像

画像

画像


八戸市内と限定ビール
画像

画像

画像

画像

------------------
2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:45本
 外国映画30本(うちDVDなど 0本)
 日本映画15本(うちDVDなど 1本)

旧作:2016年以前の作品:59本
 外国映画47本(うち劇場 9本)
 日本映画12本(うち劇場 4本)←カウントアップ
------------------

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『ライアの祈り』:八戸は縄文文化の街 @DVD・レンタル キネマのマ 〜 りゃんひさ 映画レビューなどなど/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる