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zoom RSS 『特捜部Q キジ殺し』:犯人探しの面白さはないが、陰鬱な物語は前作以上かも @DVD・レンタル

<<   作成日時 : 2016/08/14 11:29   >>

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デンマーク製ミステリー『特捜部Q キジ殺し』、DVDで鑑賞しました。
「特捜部Q」シリーズの第2弾で、前作『特捜部Q 檻の中の女』は先に原作小説を読んでいたので、犯人探しの楽しみがありませんでした。
なので、今回は先に映画を鑑賞。
後ほど、原作小説を読もうと思っています。
さて、映画。

未解決事件を掘り起こして再捜査するデンマーク警察の特捜部Q。
ベテラン刑事のカール・マーク(ニコライ・リー・コス)とアラブ人アサド(ファレス・ファレス)が、そのメンバー。
前回の「檻の中の女」事件は無事解決し、署内でも表彰の栄誉を受ける。
しかし、偏屈なカールは華やかな席が心苦しく、パーティを途中退散した帰路、不信な年配男性から20年前の事件の再捜査を依頼される。
その事件は、男の息子と娘が惨殺されたもので、事件後、犯人は逮捕されて解決済みのはずだった・・・

というハナシで、さて、誰が犯人かしらんと訝(いぶか)しむ間もなく、20年前の事件の背景が画面に描き出される。

ありゃ、犯人探しではないのね。
と、少々肩透かし。

描かれる20年前の事件の背景は、ある名門寄宿学校を舞台にし、良家の出だけれどサディスティックで支配的な男と、彼の恋人、さらに男の友人が尽くした暴力・残虐行為である。
男と恋人の間には、恋愛感情もあり、それも描かれるのだけれど、どうにもこうにも彼ら三人が行う暴力・残虐行為が酷すぎる。

映画は、事件の全貌を明らかにし、正義を貫く、という類ではなく、その後無慈悲に棄てられてしまった女の哀しみや痛ましさや愚かさを描こうとするのだが、若き日の行為があまりにも酷いので、そこいらあたりが浮き上がってこない。

とはいえ、カールとアサド、それに新たに登場した女性秘書のトリオぶりが魅力的で、陰鬱だけれど人間を理解し救いたいと願うカールの苦悩ぶりも伝わってくるので、観ていて飽きは来ない。

原作は6作目まで執筆されており、第3弾の『Pからのメッセージ』も本国では映画化され公開もされているので、次も期待します。

評価は★★★(3つ)としておきます。


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2016年映画鑑賞記録

新作:2016年度作品:64本
 外国映画45本(うちDVDなど 5本)←カウントアップ
 日本映画19本(うちDVDなど 3本)

旧作:2016年以前の作品:75本
 外国映画58本(うち劇場12本)
 日本映画17本(うち劇場 5本)
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
何かに似ていると思って観ていましたが、「ミレニアム」でした。同じ脚本家だったんですね、納得。ただ、今回の話の中心人物である女性キミーの書き込みが浅く、結果魅力に乏しくなってしまった。「ミレニアム」よりもっと女性の内面を掘り下げるべき話なので、残念です。
ぷ〜太郎
2016/08/17 14:43
ぷ〜太郎さん、コメントありがとうございます。
なるほど、『ミレニアム』の脚本家でしたか。
ちょっと調べるのを忘れていました。
りゃんひさ
2016/08/18 23:30

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